2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
SONY Reader Storeお断りするのが遅くなったが、俺が書いている「読書のお話し」は、「これから読む人向け」を意識して書いている。この本、まだ読んだことないなら、ぜひ読んでみて!おもしろいよ!という気持ちからである。以前に書いていた、映画の感想文…
本当に、ココロの底から、関係がないんだ。ローマとかエジプトとか、さんざん外国っぽく、タイトルコールしておいて、舞台は、ギッチギチにアメリカ国内やし、主人公のエラリー・クイーン探偵は、ニューヨーク在住なんだから。アメリカ人の推理小説家、エラ…
SONY Reader ver1927年の発行。前作、『シャーロック・ホームズの最後のあいさつ』(1917)から、10年もの歳月を経て、とうとう、作者コナン・ドイルは、本当の本当の、ホームズシリーズ最終巻を、書くにいたった。記念すべき、最終巻には、ドイル自身による、…
このブログ書いとるじんは、いつまでホームズ本の話を、続けるつもりやろかー?と、もしかしてYouたちは、思っているかな?全9巻のホームズシリーズは、あと2冊で、オシマイだよっ。つまり、この記事と、あともう一回で、オシマイだ。SONY Reader ver1917年…
SONY Reader ver1914年の発表。ホームズシリーズに、4冊しかない長編の、4冊目だ。長編4冊のうち、『バスカヴィル家の犬』(1901)を除く3冊、『緋色の研究』(1887)と、『四人の署名』(1890)と、この『恐怖の谷』は、2部構成になっていることで、有名だ。第1部…
SONY Reader verとうとう、やつが帰ってきました。発行は、1905年。1893年、月間雑誌「ストランド・マガジン」連載中に、いきなり最終回「最後の事件」を発表し、イギリスのホームズ愛読者のココロを、滝つぼにつき落とした、作者コナン・ドイル。あらためて…
SONY Reader ver月間雑誌「ストランド・マガジン」での連載中、雑誌連載にいやけがさし、ホームズを抹殺したくなった作者によって、ホームズは、宿敵(←宿敵といいつつ、登場したのは「最後の事件」で、いきなりだった)モリアーティ教授と、格闘のすえ、ふ…
SONY Reader verホームズシリーズ第4巻。発表は1893年。ホームズ本第1段の『緋色の研究』、つづく『四人の署名』は、それぞれ単行本一冊分の、長編ストーリーである。エゲレスの月刊読み物雑誌「ストランド・マガジン」は、この探偵小説を連載ものにすべく、…
この記事で紹介したいのは、鈴木幸夫たんの翻訳版である。下記画像リンクは、現在入手できる翻訳では、いっとうおすすめの、阿部知二たん訳。SONY Reader verホームズシリーズの本は、長編単行本が4冊と、短編集が5冊と、ぜんぶで、9冊しかない。存外、少な…
SONY Reader verホームズシリーズ、第2巻。発行は、1890年。これも、第1巻「緋色の研究」と同様、長編小説である。ワトソンが、依頼人女性に恋をしてしまうので、語り手が、時々オカシクなるのが、絶妙におもしろい。第1巻で、アフガン帰還兵ワトソンは、ル…
俺は、SONY 電子書籍版をダウンロード購入した。さて、世界一有名な、古典推理小説のはじまり、これが、ホームズシリーズの第1巻である。この世界に、シャーロックが舞い降りた瞬間である。この本が発行されたその年は、1887年。ヘンな青年シャーロック・ホ…
芥川龍之介が著した文学評論文、『文芸的な、余りに文芸的な』の、第十五章は、こんなふうにはじまります。 十五 「文芸評論」批評も亦文芸上の一形式である。僕等の誉めたり貶したりするのも畢竟は自己を表現する為であらう。幕の上に映ったアメリカの役者…