コーネリアスライブレポート、club-Gの巻(1)
3月3日土曜日。正月からこっち、休暇など無きに等しい生活の中、万難を排して向かったコンサート。世界でいちばん好きな音楽家、CORNELIUSこと小山田圭吾さんが、我がガラマニ県ガラマニ市にやってきた!生小山田(なまおやまだ)を見るのは、FANTASMA(ファンタズマ)の名古屋公演以来だから、10年近く経つことになる。
- アーティスト: コーネリアス,小山田圭吾
- 出版社/メーカー: ポリスター
- 発売日: 1997/09/03
- メディア: CD
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★このたびの、コーネリアス全国ツアー日程
http://www.cornelius-news.com/live/pc.html
会場は、ガラマニ市の繁華街、柳ケ瀬(やながせ)の中にあるライブハウス、club-Gとな。知らないお店だ。かつて、クラブディスコが流行っていた頃、それこそ10年前には、しょっちゅう柳ケ瀬で遊んでいたが、近年は、夜遊び自体しなくなり、新しいライブハウスも知らずにそこへ向かう。
へさべさに柳ケ瀬のアーケード街を歩き、地図で確認したclub-G前にたどり着くと、
「なんだ、ここって、前のピカデリーじゃないか。」
ピカデリーとは、閉館した映画館の名である。狭い。入り口も狭いが、中もとても狭い。俺のチケットの、整理券番号は若いので、入場した時点で、オールスタンディングの最前列に立つことも可能だったが、俺は舞台からやや離れた場所に立った。
なぜって…最前列だと、ステージの小山田さんの立ち位置、半径2メートル内か、もっと近くになってしまう。それは避けたい。
なぜって…俺は、生小山田(なまおやまだ)の、半径2メートル以内には、入れない。
ずっと前、コーネリアスのファーストツアーの時、半径2メートル以内に入ったことがある。
怖かった。
俺だけではない。彼の周囲に、彼のファンが集っていたのに、誰も、キャァともヒィとも言わず、静まりかえって、遠巻きに見るしかできない。みんな怖いのだ。おやまーだの逆鱗にふれたらどうしようとか思っちゃうのだ。なんでそう感じるかは、言えない。わからない。彼を神聖視しすぎているからかもしれない。へたなことゆったら殺されそうなオーラが出ていたからかも、しれない。「ボク最近小山田君に会ったけど、そんなことないですよ」と言われたとしても、俺がコワイもんはコワイんじゃわい。
18時開場、開演は19時。約1時間、立ちんぼうの小山田ファンの林は、さわさわとお喋りし、我らが音楽神の登場を待つ。場内は、男女が半々といったところ。やや男が多いかな?年代は、30代中心に見えた。服装は…いかにも、コーネリアスのファンだ。小汚いんだ。シックな色調の、古着の重ね着。小山田圭吾タンが大好きなみんなが、密集していることの歓び。なんかもう誰も彼も、どこかで会った人のような気がしてきた。
とにかく、ハコが小さい。観客が密集しており、ステージが近い。このことが、この後始まるライブの、最大の演出効果であった。以下次号。
★club-G公式サイトさん http://www.club-g.org/flame_index.html
★ライブレポート続きはこちら http://d.hatena.ne.jp/garamani1983/20070530/1180459762