新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ガラマニ日誌〔6〕03/7/5(土)「歳月矢の如し」

 

前回の日誌で、「次回は動物病院編」と予告したものの、猫の、今年の混合ワクチンは、俺の留守中に、家人が済ませてしまった!

よって、今年はまだ、スミ&ホシの主治医である、獣医の先生(男)に会ってない。この動物病院は、開業したてで、新しい。と、いうことは、あの先生は若いのか?

それがわからないのだ。年齢がさっぱりわからん顔なのだ。初めて、先生の顔を見た際のショックは大きかった。なんて珍しい顔だ!こっこんな珍しい顔のにんげんは見たことがない!というくらい、すごい。どんな顔かと、一言で言えば、

さかさ絵

である。頭がツルツルにハゲてて、薄いあごひげともみあげが、つながっていて、ふちなし眼鏡をしていて、色白の顔じゅうに、そばかすが星空のようにあり…えーと…

つまり、頭部に毛髪がなくて、あごをふちどるようにひげがあるので、さかさ絵。

そんでもって、童顔。若いのか、ふけてるのか、さっぱりわからんのである。25歳ですーと言われたら、あぁそうか、と思うし、45歳ですーと言われても、やっぱ、あぁそうかと思わせる顔。

しかし、(しかしって言うのもなんだかなぁ)名医なんである。温情会計だし、仕事熱心。診察の手際もよい。

で、その、さかさ絵先生と、うちの猫どもとの、格闘を書こうと思ってたんだが、俺は、このたびは、猫の付き添いができなかったので、今回の日誌は、別テーマにすることにした。

気がつけば更新を3週間も休んでいた。仕事のある平日は、帰宅すると、バタンキュー(死語)で、この3週間の週末、何やってたのかと言うと、実は、

パタリロ!」の単行本、全75巻を、読みふけってしまっていたんである!なにせ、大量であるし、爆裂に面白いので、止まらなかったなぁ~。

何度読み返しても、新たな発見があるのが、名作というものである。いやぁ~有意義だった。

パタリロ!」を読み始めたのは、パタちゃんと同い年の、10歳だった俺。同作品は、今年で連載24周年だと聞いた。

パタちゃんを読んでいる内に、いつの間にか、マライヒ(18歳)を追い越し、バンコラン(27歳)を追い越し、気が付けば、エトランジュより年上になっていたぞ!そのうち、タマネギ1号(42歳)も追い越すに違いない!

そうなってほしいなぁ。ずっと連載続いてほしいなぁ、と切に思う。作者・魔夜峰央先生の、ますますの御健勝を、願ってやまない。

こうして、名作と供に、年齢を重ねるとうのは、実に嬉しいことだと、「パタリロ!」を読み返して、つくづく思った。「パタリロ!」のように、長期連載ものでなく、完結している作品であっても同様、もちろん、小説でも映画でも、なんでもそうだが、読んだ時、見た時の、自分自身の、年齢(経験則)によって、感じ方が変わるものである。

だから、この先も、新しい作品が次々と読める上に、その上に、過去、読んだ作品を読み返すという、こんな素晴らしい楽しみまであるのかと思うと、人生が何年あっても足らない気がする。
今日は、久しぶりに本屋に行って5冊の新刊マンガと1冊の活字本を買ってきて、さっき全部読み終えた。

本屋とか図書館に行くと、いつも思うんだが、

いったい、人ひとりが一生に読める本は何冊か?
マンガも雑誌も含めて、いったい何冊を、自分の残りの人生で読めるか?

その上、テレビも面白いし、映画も見たいし…あぁ、今日はビデオレンタル屋も行くつもりだったけど、買った本を、早く読みたくて、急いで帰宅したっけ。読みたいもの、見たいものが、多すぎるんだよなぁ。

見たいものといえば、観光もそうだ。最近、旅行に行ってないなぁ。日本地図の、都道府県別のを、

住んだことがある県=赤
一泊以上宿泊した県=オレンジ色
宿泊しないが、日帰りで観光はした県=黄緑色
鉄道等で通過しただけの県=黄色
通ったこともない県=白紙のまま

と、塗り分けて、全47都道府県を、赤とオレンジ色で制覇だ!と、常々思ってきたんだが、路銀はともかく、暇がなくて、ここんとこ行けないでいる。俺の地図に、白い県があるなんて、許せんぞ。待ってろ、佐渡島

ちなみに前回の旅行は、わんこそばが食べたいというだけの理由で、盛岡に行った。おいしかったなぁ。わんこそば。

海外旅行は一回しかしてないし、世界地図まで、色分けして塗って、制覇だ!などと考えたら、どうなるんだろう、俺。まぁ、海外は、たとえ暇があっても、制覇となると、路銀がもたないだろうね。でも、待ってろ、ハルピン!

さて、とりとめもなく書いてきたが、「パタリロ!」を読みふけったこの3週間で、連載の24年間を駆け巡った気持ちになったのだった。

とかく、歳月は、矢の如く過ぎ去るけれども、そう感じるのは、人が、常になにかをみつけるからなのかな、と思う。

なにかに熱中していると、時間が早く過ぎる。つまり、楽しみであれ、悲しみであれ、人が、なにも感じない瞬間はないから、どんなに急いでも、どんなに長生きしても、

人生は短い

と、感じるんだろう。で、それって、幸せなことだと思う。