新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第46話 まー山内くんはよう頑張っとるから、ハイ土佐二十万石!

♪土佐の〜高知の〜桂浜〜
 かつおのたたきを〜めしあがれ〜
 闘犬で きたえた この体〜
 宝は〜国の〜竜馬じゃき〜♪
「なめたらいかんぜよー!」
犬養竜馬の歌(いぬかいりょうまのうた)往年の名番組「ごっつええ感じ!」より


あ、ハイ、こんばんは。高知県のイメージの、95%は「ドカベン」の犬飼三兄弟で、残りの5%はこの歌で出来ているやつ、ガラマニです。俺の土佐への認識は、今回の「功名が辻」で言うと、山内家の下女さんたちと同じぐらいであります。俺は、斉藤道三公の国の人間ですから、山内一豊とは郷里が近いのです。山内家の皆さんも、俺も、海を知らない人種であること、土佐の国へ行ったことがないことが共通しており、下女さんたちが訴えていた、未知の土地への不安感、ウンウンわかるわかる状態でした。

♪土佐の〜高知の〜桂浜〜においては、めっさ異邦人である千代を、今まで無償で助けてきた六平太。今回、おもむろに山内夫婦の前に現れ、正式に家臣になりたいと言い出しました。以前、バリバリ第一線の忍者だった頃には、小りんたんと夫婦のフリをして、山内家の嘱託やってた時期もありましたが、今回は改めて「死ぬまで千代のそばにいる!」と宣言したじゃ、あーりませんか。

史実の山内一豊が、次回放送で(以下ネタばれ自主規制)…な役回りを、架空の人物・六平太にやらせることにしたんだなあ。俺は、その役は弟ヤストヨかと思ってましたので、嬉しい裏切りでしたねえ。

ふと思うのだけど…われわれ視聴者と千代は、六平太が、どうしてそこまで尽くしてくれるのか、理由は重々わかっておりますけども、今回、彼を採用した一豊のタコは、そのへんどう思ってるんでしょうねえ?昔はこの2人、決闘したこともあったじゃない。…ああ、いや。一豊のタコスケは、そこまで深く考えないのかな。千代がエエゆうとるんやから、エエのやろかー、ぐらいで納得するんかな。

さて例によって、登場する前から「あ、次、六平太が出る。」と視聴者にも千代にもわかる演出。まず軒の雪がドサッと落ちて、オヤ?と思わせるなんて、粋ですねえ。あたまに白いものが混じる香川照之さんの、美しき「老い」が、ヒャーッ、オットコマエです。茶色のキモーノもすてきな着こなし。香川さんって、なんでも出来るんだぁーと、ますます惚れてしまいました。俺がたびたび言う「オットコマエ」とは、容貌の美のみを指すのではなく、男の才能をいつも指しています。ボーッとつったってるだけの美男子はけして「オットコマエ」ではありません。

で、そんな俺。香川さん、六平太さんに夢中な俺が、今回、ゲゲゲとオオウケしたシーンは、一豊が、彼を家臣にするぞと言った、その刹那でした。
一「望月六平太!」

…えーと…あ゛?もちづき?エエーッ、六平太って、苗字あったの?!望月さんだったのッ!!ビックラしました。後で検索して、原作とドラマにも、ちゃんと苗字設定あったことを確認しましたが、俺、どっかで読んだかもしれんけど、かかか完全に忘れておりまして、アホの一豊がいきなり「もちづきろくへいた!」って言ったもんだから、仰天しちまいましたよ奥さん。

♪土佐の〜高知の〜桂浜〜
 いきなり〜銃撃〜ヤストヨにぃ〜
 一領〜具足は〜確かんにぃ〜強い〜
 やまうち〜やまのこ〜びびります〜
「なめたらいかんぜよー!」「オォーッ!」

【余談1】ちなみに「ダウンタウンのごっつええ感じ!」本放送も、大河ドラマと同じ、日曜よる8時のワクでした。俺は当時、ごっつをビデオに録画し、大河をナマで見る生活をしておりました。そうして録画したごっつのテープ、重ねて録画し、前のを消しておりましたが、ある時期から…そうですね、「兄貴」シリーズが始まった頃に、「この番組は、歴史的な番組になる。」と確信し、最終回まで全ての放送を保存しました。2006年現在、あのようにおもしろい、純粋なコント番組が無いこと、ダウンタウン松本人志氏が「今のテレビ局では、規制とかで、僕のやりたい企画は、なにひとつ実現できなくなったのです」と嘆いてらっしゃることを見るにつけ、淋しくなります。

【余談2】このブログに「香川さん」キーワード検索で来られるかたは、香川照之さんではなくて、ごっつの「香川さん」情報をお探しなのではないかな。「おはようさん、おはようさん。まー君はよう頑張っとるから、ハイ金閣寺!」の。

【余談3】ガラマニの言う「オットコマエ」という表現は、松本人志氏の著作本が元です。松本さんは、同性の目線で、真に男らしい、いい仕事のできる男を指して「オットコマエ」と表記されてました。

★「犬養竜馬の歌」ほか、シンガー板尾の「♪最近の〜若いやつ〜」等などが収録されているCDはこちら。
ダウンタウンの ごっつええ感じ 音楽全集