新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第44話 決戦!関ヶ原

しかし相変わらず六平太かっこよすぎ。相変わらず六平太だけは、山川出版社の「詳説日本史」が頭に入ってる行動とるんだよな。肝心かなめで出るのはいつも六平太。関ヶ原陣中の山内一豊に、山川出版社で習ったことを教えに来てくれるのも六平太。西軍と東軍の運命を左右する小早川秀秋を説得するのも六平太。おまへはなにものなのかと。どこの家の間者なのかと。小早川さんに「六平太!」って名前呼んでもらってる様を見て、「いつの間に、六平太は毛利サイドに雇われてる設定が復活したんだ」と、唖然とするさ。いま関ヶ原にいるのは、惚れた女・千代に「一豊さまを守って。」とオネガイされたからじゃなかったのか六平太。そんなオネガイをする方もする方だが。しかし六平太、惚れた女のために、命がけで恋敵を守っちゃうなんて、これは女である我が身には分からない心境だ。とある男性に、六平太の心理をどう見るかと問うたところ、「彼こそはシラノ。彼こそはラマンチャの男。あれが男のロマンよ。」と言われ、ハタとそうかと手の平をうった次第。
あ、ハイ、こんばんは。今日の放送、関ヶ原の合戦は、なかなかに興奮しました。期待ハズレではありませんでした。45分内にコンパクトにまとめてあり、合戦シーンは迫力があったし、ロケも多かったし、CGも違和感(あまり)なかったし。「徳川葵三代」のときのフィルムを再利用しているという意見もウェブ上で読みましたが、「功名が辻」の関ヶ原として、上手く編集されてるからエエがなと思います。まあ、不満もありますけど。ドラマの最中に局アナ+スタジオセットを出すなとか。オットコマエな戦国武将たちの演技を見たいのに、局アナのパーマネントと妙に濃い腕毛は見たくないとか…欲を言えば、俺の好きな武将・大谷吉継をもっと出してほしかったとか、雑兵時代の宮本武蔵を出してほしかったとか、黒田長政はさりげにお父さんに似ていたよ馬ズラでとか、井伊直政さんの真っ赤な甲冑姿がシャアザクみたいとか、色々思いました。
しかしなによりも、俺が嬉しかったことはね。六平太の活躍も嬉しかった。史実と照合しながら、関ヶ原の戦いを考察出来たのも嬉しかった。でも、それよりもずっと、嬉しかったことは…
主人公・山内一豊が、すっごく、かっこよかったことです!俺ァ、一豊の騎馬戦が見たかったんだ!若い頃に、数多くあった彼の戦功が、合戦シーンとしてろくに描かれてこなかったのが、ひどく不満だった俺。一豊自身の口から、「これが最後の戦場になるだろう」という言葉が出た今回、関ヶ原の戦いは、それこそ史実で言えば彼の晩年です。そんな五十路の彼の、晴れ姿を見たかったんだ俺ァ。馬にまたがり雄叫びする彼、刀をふるう彼、敵をなぎ倒す彼のかっこいいこと!戦略を考える彼、義に厚い彼が、存在感あり、頼もしく描かれた関ヶ原の戦いは、よかった。胸がすかっとしましたぜ。ヒーローは一豊なんだからさ、かっこよくなくちゃね。