新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第32話 家康の部屋って照明暗すぎませんか

前から思ってたんですけど、徳川家康さんちのオフィスルームね。一豊とか、お客さんと謁見するお座敷よ。あそこ、暗すぎません?いくら電気のない時代だからってさ、昼間だったら、襖開けてもっと射光入れなさいよ。家康さん、あんた、そんな暗い部屋で仕事しとるとさいが、チカメになってまうにーと思うのは俺だけでしょうか。

さらに。これも前から思ってたんですけど、NHKのドラマって、大河に限らず、朝の連ドラも金曜時代劇*1も、照明が、よろしくないのです。誰も彼もが、老けて見えるんですよ。しわを強調する意図ならば成功ですが、NHKの照明は、デフォルトで「暗い」んです。このことは、テレビ朝日の「徹子の部屋」に、かの美輪明宏先生が出演されたとき、

美「こちらの番組は、照明スタッフが素晴らしいわ。あたくし、色んなテレビ局の収録に行きますし、テレビ番組見ていても思うんですけどね、テレビ朝日はね、照明の仕事がよろしいんですのよ。誰でも、きれいに映しますもの。照明が最低なのは、NHKですわオーホホホホ」

そうなんですよ。俺、NHK大河ドラマは好きだけどさ、照明とメイクは、ぜんぜんあかんと思ってます。同じ俳優さんの顔で、NHKと民放とを見比べれば、分かりやすいと思います。それで、今回の放送でものすごく気になったのが、西田敏行さん演ずる徳川家康が、いくらなんでも顔色悪すぎるということです。お部屋の照明は暗すぎるし、メイクもなんだか不自然。秀吉の弓形眉毛と、朱色の頬紅のキモ悪さには、だいぶ慣れましたが、家康の、グレーのアイラインはなあ…ちょっとなあ…

お話しの方は、旭さんの輿入れという有名なエピソードを、「功名が辻」らしく料理しており、いい内容でした。初夜を迎えた旭さんと家康の、寝室シーンが、なんともよかったです。無理やり離縁させられ、嫌々自分と結婚させられた女。四十路の、美しくも、賢くもない新妻に対して、家康が、気遣いの言葉をかける態度には、いたく感動しました。あなたは、兄の秀吉に似ず、かわいいし、老けてませんよって。
ううむ、大人の男の器量ですなあ!なんでもバカ正直に喋っちゃうのが男女の美徳と思っている、最近の若いやつに、見習ってほしい「優しさ」ですわ。肌を合わせる男女間で大事なことはね、「本当はどう思ってるか」じゃないんですよ。

ガラマニ作 NHK大河ドラマコォナァ
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/nhk.taiga.mokuji.html

*1:現在は「木曜時代劇」