新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ガラマニ日誌〔2〕03/4/29(火)「ガラマニの職業」

ようやく、日誌ページができた。
「日記」と言うと、毎日書かねばならぬようだが、
「日誌」なら、なんとな~く、エブリデーでなくてもエエ感じ…。

世間では、GWは26日(土)から5月5日(月)まで休み、という職場もあるそうな。俺んとこはカレンダーの赤いとこだけだ。明日はまた仕事か…

ガラマニの職業を話すと、聞く者は大抵、2回聞き返す。かなり特殊である。だから内容を書くと、おそらく一発で地元バレする。

やってること自体は、普通の事務方と営業なのだが、扱っている<ブツ>が普通でないのだ。多分、この仕事に就かなくては、一生、お目にかかることはなかったであろう、<ブツ>たちに、毎日囲まれている。

俺の仕事は、<ブツ>を探し出し、収集し、一つずつに適切な処置をすることだ。現場には<ブツ>取り扱いの専門家である ボス が1名。このボスと2人で、日々、<ブツ>と格闘している。

俺は、<ブツ>の専門家ではなかったが、その分野に関係しなくもない分野の、別の職種に長年就いていた経歴から、採用されたらしい。

<ブツ>は、様々な場所にある。そこにそれがあることを、探索することから、俺とボスの仕事が始まる。情報提供者も募る。たくさん集めても、いい<ブツ>は滅多にないので、発見すると、大喜びだ。

<ブツ>は、大概、クモの巣、ハチの巣、カマキリの巣の中にある。それらをかき分け、<ブツ>を取り出す。おかげで、俺の手指は荒れ放題だ。その手指で、つい、顔も触ってしまうので、吹き出物に、悩んでいる。

しかし、<ブツ>は、実に珍しく、眺めるだけで楽しいものばかり。しかも、この仕事、人に異様に感謝されるのだ。俺とボスが<ブツ>を発見し、その持ち主に

「我々の仕事に、これを使わせて下さいませんか」

と尋ねると、皆、脳梗塞を起こしそうな勢いで喜ぶ。

「ああぁ~っ!もちろんですっ!ボスさんっガラマニさんっどうかどうかよろしくっっ!!」

喜んで喜んで、持ち主は、俺たちに、ケーキだらシュークリームだら餅だらミカンだらをくれる。

おかげで、ガラマニの職場には、1ヶ月かかっても食いきれない量の干菓子や果物が、ウズ高く積み上げられている。他の部署に、配っても配っても減らない。生菓子は「今日中にお召し上がり下さい」なので、連日、高級ショートケーキを食うはめになる。

俺の今までの生涯で、これほど連日、生ケーキを食った経験はない。甘いものは嫌いではないが、持ち主たちよ、たまにはケーキでないものにしてくれ、とは思う。