新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ザブングルからダンバインへ

1982年度、土曜日夕方5時半のサンライズロボットアニメ枠は、富野由悠季監督作品「戦闘メカ ザブングル」で、1983年度の後番組が、同監督作品「聖戦士ダンバイン」だった。この2作品を、連続して見ていた俺のようなやつばらは、両作品に共通するものを多く発見する。中でも、俺が愛するガラリアさんの、キャラクターデザインに関する、有名なエピソードを記そう。

ザブングルダンバインも、キャラクターデザインは湖川友謙氏が手がけている。同じひとが続けて描いてるので、両作品には、絵的にリンクする部分が多く見受けられる。ガラリア・ニャムヒーが、「聖戦士ダンバイン」第1話に登場したとき、ザブングルから続けて見ていた誰もが、すぐ、わかった。ガラリア・ニャムヒーの前身となったキャラは、「戦闘メカ ザブングル」に登場する、トロン・ミランである。これは有名な話しで、今さら俺が記述するまでもないのだが、今日さ、会社帰りに運転しながらフッと、トロンの顔について、気がついた点があるんだよねえ。

あ、トロン・ミランはね、この画像の下部で、さかしまになってる水色の髪の子です。
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トロン・ミランから、ガラリア・ニャムヒーに継承されたデザインは、青色ツンツンショートヘア、小粋なプロポーションと、腰に手をあてる無駄にセクシーなポーズ、マリリン・モンロー似のぼってりしたくちびる。人物像としては、夭折する女戦士である点はトロンとガラリアさんは共通しているけど、性格はまるで違うよなぁ。

俺が今日、オヤ、と思ったのは、トロンの容貌の特徴から、ガラリアさんに「似ていない」部分を取り出すと、ダンバインの他の誰かさんに似てるんじゃないか…ということなのだ。トロンの髪型はガラリアさんに似ているが、髪質はガラリアさんとは違う。トロンの髪は、銀狐の毛のように、サラサラし、光沢がある。ガラリアさんの髪の毛は、カールがきつくて、トロンの髪より弾力がある感じだ。トロンの、銀髪を思わせる、そらいろのセル絵の具と、髪質のサラサラ具合は、ダンバインのどこかで見たような?

トロンの目は、ガラリアさんよりずっと大きく、ギョロ目の黒目がちで、下睫毛が多く、目元がふくらみ色気をふくんでる。これも、ダンバインの誰かに似てる気がする。

そして、トロン・ミランの顔の、最大の特徴は、二重アゴなのである。彼女の顎は、扁平にくぼんでおり、そこには深ぶかと、谷間が描かれている。トロンのは、正確に言えば「二重アゴ」ではなく、「くぼみのあるアゴ」だが、絵ぇー描いてる湖川友謙氏の、筆の流れる先に、次なる「二重アゴ」キャラが生まれたのではないか?そう類推させるに足る、絵的な共通点が、見い出せられるのだよ。

アゴがにじゅう …二重アゴ… ケツアゴ

そう!バーン・バニングスだ!!

似てない?「トロン−ガラリア=バーン」この公式が、フッと浮かんだのだ。これに今まで気がつかなかった俺ってバカ?

聖戦士ダンバイン」で、ガラリアさんとバーンは、仲良くケンカしな状態の男女で、登場した頃(第1〜4話)には、二人並んで立ってる絵が、よく描かれてましたよねえ。俺さ、湖川さんが、トロンから発展させた女性キャラとしてガラリアさんを、トロンを男性化させたキャラとしてバーンを、描き出した感じがするなーって思いついて、なんかウフウフ楽しくなってしまったよ。

ザブングルからダンバインへの、キャラクターデザインの発展型、ほかには、
ゲバラ→ゼット・ライト」「キッド・ホーラの服→ニー・ギブンの服」なども有名かな。