ガラマニ日誌〔16〕04/4/30(金)「新・ガラマニの生活」その2
【前回までのあらすじ
4月より新部署に就いた、平日のガラマニは、朝起きて、準備して、出勤した。】
明日から、大型連休。俺の職場は、カレンダー通りの休みである。
ガラマニは、働くのが、あまり好きではない。なるべ~く、働きたくない。
会社勤めなんて、ましてや、一つの会社にわたしの全生涯を捧げます、みたいな、日本型企業戦士な生き方を、目指した事は、今までの人生で、ただの一度もない。
なぜかと言えば、自分の時間が、何よりも大事だからである。
お金持ちになるために、自分や、家族や友達との時間を削って働くという発想がない。分不相応な収入を求めて働くのならば、したくない。そんな事より、「時は金なり」である。一度きりの人生、一冊でも多くの本を読みたいし、旅行したいし、寝たい。
俺は、金銭欲、そして権勢欲を嫌う者である。収入が多い事や、社会的地位が高い事を、ひけらかす人種は、ずぇんずぇん、羨ましくない。
俺の学生時代。
俺の大学の、俺の在籍した学科 だけ らしいが、俺の学友たちも、同様の考え方の者が、多かった。俺の学科の、50名程の卒業生中、マトモに就職した者(正社員になったとか、公務員になったとか)は、三分の一程度で、他の者たちは、
「働きたくないから、院進する」とか、
<院進:いんしん。大学院、修士課程に進む事>
「正社員はシンドイから、フリーターで食いつなげばいい」とか、
「卒論書いてるんだから、就職活動なんか、邪魔だからしない」とか、
「現行の日本社会とは、忌むべきプチブルを理想とする社会であり、それは資本主義の奴隷と成り果て(以下略」とかいう、所謂、モラトリアム学生と呼ばれた世代、そんな世代の最後の生き残り人種が、俺たちだったらしい。
当時の日本の、経済状態は、バブルの最後のへん、就職活動においては、引く手あまた、青田刈りが問題視される、学生優位の時期だった事もあり、「金なくなったら、テキトーに働けばいーや」的ノリであった
<青田刈り:あおたがり。大学3回生を対象に、企業が「オネガイ、ウチに来てちょうだいよ~」と、内定を促す行為。禁止されていた>
そんな俺であるから、卒業後、長年、黒騎士状態にあった。
<黒騎士状態:くろきしじょうたい。特定の軍属にならず、傭兵生活をする事。
バーン・バニングスさんの場合は、元いたドレイク軍を解雇されたので、やむをえず傭兵になった、つまり、リストラ組である。ガラマニの場合は、あちこちの職場を転々とする傭兵生活を、敢えて選んだわけで、つまりフリーターである。>
現代日本の黒騎士は、様々な職場を経験してきた。
そして、4月から、またも未知なる職場へと新入したわけであるが、職場というものは、場所によって、奇妙な風習や制度があるものだなァと、毎度思っている俺である。
さて、前回に引き続き、時刻を追って行こう。
午前 7:50 いつものコンビニ到着
家を出て、愛車にライドオーンし、最初に立ち寄る場所は、ここ、薄気味の悪い黄色い犬のマークの、品揃えの悪いコンビニである。
昼食にする、スパゲチーミートソースと、朝の缶コーヒー、マルメン2箱を購入。
突然だが、みんな、聞いてくれ。
俺は、先月までは、ノーメイクに私服、それも、極めてどうでもいい服で、このコンビニや、後述する退勤後の買い物先に、行っていた。
今月から、フルメイクに制服姿になった。ただそれだけで、あん~あ、それだけで、店員の、おっさんや、店内や駐車場で出会う、他の客、にいちゃんどもがだな、
妙ぉ~~~に、親切、になったよぉな…モテるように…なったよぉな、気がするのだが、
俺の気のせいであろうか。
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店員のおっさんたちは、やたら話し掛けるし、話題がどうでもいいネタだしな…
「今日はお天気悪いですから、運転気をつけて下さいね♪」とか。
店内で会うにいちゃんたちは、笑顔で、行く手や、品物棚を譲ってくれるしだな…
豆乳を物色したい俺が、乳製品棚を占領しているデブの後方で、品物が見えねーよと思ってウロウロしていたら、俺に気がついたデブが、
「あ、どうぞどうぞ!ボクもう見ましたから♪」とか。
で、俺が何買うか、じっと見てんの。デブが。
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お前ら、そんなに、制服が、好きか?好きか?好きなのか?ああ?
そんな現象を感じながら、愛車にライドオーン。
この度の職場は、近い。カーステしながら運転する事、20分程度で、アニソン口ずさむ事、3、4曲でもう、職場の駐車場に到着。
但し、始業が早くなったので、結局、朝起きる時刻は、同じ。
8:15 職場に入り、ご挨拶
広い、小奇麗なフロアーに、制服で入って、最初にスル事。
既に、上司や先輩方は、机に向かい、仕事している。後から出勤した新入りは、大きな声で、45度にお辞儀し、
「おはよう御座います!」
である。そしてMYデスクのPCを起動させ、社内専用メーラーのチェック。
8:20 ラジオ体操 …え?
これには、ビックラした。俺、ラジオ体操励行の職場って、初めてで。
スピーカーから、NHKのを録音したとおぼしき、体操のおにいさんの声が、高らかに、あん~あ、高らかに、鳴り響く。
「ラジオ体操、第一、よーい!」
そしてあの、ピアノ曲が。
♪パンパララタタタ パンパララタタタ パパララ ララララ ララララ ラ ラン♪
俺は、ラジオ体操フルでしたのは、高校の体育の時間以来であった。
最初にやった日は、立ちくらみがした。
ラジオ体操を、気をぬかず、全身に力をこめて、1セットすれば、最後の深呼吸の際には、ホントーに深呼吸しなければ、耐えられないぐらい、呼吸が乱れ、丁度よい汗をかいている、ものだ。
ああ、毎日こうして、体操するとは、気持ちのいいものだな、こういう、体操を職場に取り入れると、朝から気が引き締まるなぁ、と思った。
…ところがだ。
俺という人間は、やるべき事を、やるべき時に、キチンとしないと、気が済まない人間である。
職場なんだから、挨拶は、ハキハキしっかり言う。職場で、ラジオ体操すると、決まっているのであれば、キビキビしっかり体操する。踊る時は、おどる。歌う時は、うたう。食べる時は、おいしく食べる。食べる前に飲む。
…なにが言いたいかと言うと、ラジオ体操の、俺以外の人々の、やり方が、ダラダラしてて、なっとらん!と言うんである。どいつもこいつも、音楽に、動きが合ってないし、手先・足先が、伸ばすべきところで、全然伸びてない。
実に、だらしがない。男性も、女性も、ダラダラ、ブ~ラブラと…みっともないぞ。
上司に、ガラマニさんは、ラジオ体操が、素晴らしいと誉められた。俺は、ホホホありがとう御座います~と言っておいたが、内心、おめーらがダラダラしすぎなんだろうがよ、と思っていた。
…小学校時代、夏休みの朝の、ラジオ体操なぞ、一回ぐらいしか、行かず、ラジオ体操ハンコ帳には、ハンコが全然並んでなかった、休み明けに、先生に叱られていた、その後の部活も、オール美術部で、体育会系とは、縁もユカリもなかった俺が、ラジオ体操を、誉められるとはねぇ。世の中、何が幸いするか、わかりませんなあ。
8:25 朝礼
「月下の花」のドレイク軍の朝礼は、8:30開始であるから、俺の方が5分早い。本日の業務連絡に、えらいさんのありがたいお話を聞かされる。
えらいさんのありがたいお話しってさ…なんで、ああも、ココロに残らないのだろうかね?
朝礼の司会は、当番制なのだが、
「4月30日、本日の朝礼を行います」
と、話す者に、課せられた責務は、フロアーに居並ぶ、全員に、充分聞こえる声で、発声しなければならない…と思うのだが、これも、なっとらん!
ボソボソ小さな声で…蚊が無くような声で…朝っぱらから、なんですか。こっちのやる気が奪われるわ。ほんの10数メートルぐらいの室内に、行き渡る声が、なぜ出せれないのか。司会は、ちゃんと司会しなさい。やるべき仕事がこなせない者は、全然、かっこよくないぞ。
8:30 始業
俺の仕事は、日がな一日、PCに向かい、打ち込み!打ち込み!また打ち込みである。頭脳労働、ゼロ。純粋なる、肉体労働である。
この仕事をスルために、なぜ、パンストにタイトスカートでいなければならぬのか、わからん。お客様や、えらいさんにお茶を出したりもするから、かもしれんが、せめて、下はスラックスにしてくれんかね。あん~あ、おっさんどもは、すかぁとがお好きかね。
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お前ら、そんなに、制服が、好きか?好きか?好きなのか?ああ?
この仕事のせいで、まず、足がむくんだ。むくんで、痛くて、歩けない。歩行どころか、運転しようとして、アクセルとブレーキを踏む事すら、痛かった。
肩や、手足、とにかく全身が、こる。いや、痛い。
目が、痛い。急激に、視力がまた低下したようだ。コンタクトをとっても、目を開けていられないぐらい、痛い。
俺の所属する、新しい部署(仮に、G課としよう)のメンバーは、
課長、次長、若いにいちゃん、新卒の女の子と、俺の5名である。
(同フロアーには、他の部署もあり、数十人が机を並べている)
この5人のメンバーで、早や1ヶ月、過ごして来て、わかった事。
課長、次長以外の2人は、俺より年下という点もあるのだろうが、あにゃた方…仕事仲間としては少々…頼りないと言うか…
若いにいちゃんは、顎だけバーン・バニングスな、つまりケツあごな、ナイスガイである。彼のルックスと性格を、ひとことで表現すると、
雪だるま
である。色白で、フクヨカで、眉や髪の毛だけが黒々と目立ち、そして、何を考えてるかわからんなーと思っていたら、何も考えてなかった。だから、雪だるまさんと命名。
雪だるまさんが、俺に、こう命じた。
「タテ4センチ、ヨコ5センチくらいの白い紙を、200枚、はさみで切って作って下さい。それで、真ん中に、テプラで、G課ってゆうのを200枚作って、貼って下さい」
俺「何に使うものですか?」
雪「封筒に貼るんです。こういうふうに」
見ると、A3大の封筒に、単なるコピー用紙を、はさみで切って、テプラを貼ったものが。貼り付ける小さい紙の大きさは、厳密に縦4センチ、横5センチでなくてもいい、アバウトなサイズ。
この作業の、前任者であった雪だるまさんお手製である。
これを200枚、彼は、まず、コピー用紙を、四角くはさみで切って、白紙を200枚作ってから、その一枚一枚に、テプラで作ったG課、を貼り、それを、200枚、封筒に、のりで貼ったと言うのだ。
俺「…ワードかエクセルの、ラベル印刷では、いけないのでしょうか」
雪「ンン?…えーと、でもシールだから、テプラ。」
俺は、PCプリンタ用の、ラベルシール用紙を、購入しないと無いのかと思ったので、
俺「では、コピー用紙でいいんでしたら、こうして」
と、ワード画面をPCに出し、A4サイズに「G課」の文字が4つ、配分されるように作り、切り取り線を入れて、プリントアウトして見せた。
俺「これを、コピー機で必要枚数コピーして、切って貼った方が、早いし、コストもかからないと思いますが、どうでしょうか」
雪「おおー、すごい、イイ、いいですよ、それでいきましょう」笑顔
…君は、アレかね?こんな簡単な事を、今まで思いつかなかったのかね?
それと、テプラである。
テプラで、200個のガラマニ課、を作るのは、コストも時間も、たいへん食う。
(時間を食う=人件費を食う=コストを食うと同意)
扱った事のある方は、よくご存知であろうが、あれは、PCが普及する前時代の、ワープロで細長いシールに印字するだけの、玩具と呼んでも差し支えない、実に使えない機械である。既成文書の保存はできないし、印字は遅いし、テープ状専用シールは、割高だし。
なのに、この職場だけではない、今まで黒騎士やってきて、どこの職場でもそうだった。
ファイルの表紙には、テプラ!機材に貼る、注意書きは、テプラ!
どいつもこいつも、テプラ、テプラであった。
隣りの、別の課のおじさまが、
「ガラマニさん、ちょっと手伝って下さい」
と命じたので、付いて行ったら、たくさんのファイルが。数十冊はある。
「これの新しい背表紙を、ぜんぶ、テプラで作って貼って下さい」
…だからさ…
な ん で テプラ な の だ ?
百歩譲って、君らが、ワードやエクセルのラベル印刷機能を、知らなかったとしてもだ。
さっきの「G課」×200枚ならば、1枚だけテプラして、後はコピー機で済むだろうがよ。早えーだろう、その方が。
コクヨリングファイルの背表紙ならば、透明フィルムの中に、紙製の背表紙が既に入っており、それを、自在に抜き取れるように、作られているのだから、背表紙タイトルが、そもそもシール状である必要はない。活字で、きれいに揃っていればいいのだから、ワードで普通の紙に打ち出して、コクヨの背表紙にはさむなり、貼った方が、コストはかからない。
普段から、えらいさんたちは、コスト削減コスト削減と言っている。それだのに、いまだに、活字タイトルは、みな、テプラ。シール状でなくていいものですら、テプラ。
ウワゴトみたいに、テプラ、テプラ。
君たちは、テプラ教の信者か!
正午 12:00 昼休み
今度の職場の、真にオソロシイ点は、この、昼休みにあった。
規則で、会社ビルより、一歩も外へ出てはならないのである!
ビル内には、喫茶店があり、社員食堂もあるが、ほとんどの社員は、手弁当である。俺みたいな、コンビニで買ってきました組も多い。食事専用ルームへ行くと、毎日、同じ面子が。毎日、同じ顔を見て食事…
これが、イヤだ。俺という人間は、自分の時間が、1分でも惜しい。だからこそ、長年、黒騎士やってるのである。
仕事の中休みであれ、正規の休憩時間は、自分の時間である。なのに、外へ買い物に出る事はおろか、別の部署の人と会話する事すら、できない。
だってさ。前述の、同課の、俺と一緒に新入の、女の子が、
「ガラマニさん、わたしと、ずっと一緒にいて下さいね♪」
と言って、ホントにずーーーーーーーーーーーっとついて来るのである。
この女の子、別段、悪い子ではない、ではないが、始業から退勤まで、常に行動を供にされては、かなわない。食べるのも一緒、自販機でジュース買うのも、飲むのも一緒、トイレ行くのも、お化粧直しするのも、一緒。
新卒の入社で、彼女は若く、心細いのは、わかるが、新入りならばなおさら、他の先輩方や、食堂で会う他の部署の方々と、積極的に接するべきなのに、コワイらしく、それをしないでくれている。
そうすると、俺の方が、他の人と交流したいと思っても、できないのである。
この女の子と、常に行動を供にしてきて、早や1ヶ月。
伊達に歳食ってない俺、これは、実に良くない状態であると、よぅくわかっている。
…全然、俺の本意ではないのに…正直、たいへん、たいへん、ウザい。困っている。
この子の命名、なんにしようかな。美人だし、いい短大出てるんだが、かなり、世間知らずで、精神年齢が低いのが困りものの…
川原洋子さん、でいいでしょうか、皆さん。
さて、この会社の、所謂「お局さん」と呼ばれる方、命名、座間千代さんが、
「ガラマニさんと川原さんは、いつもつるんで、ワタクシたちとはお喋りしたくないみたいですわね」
的なニラミを、きかしておられる。俺はその雰囲気を察知して苦慮しているが、川原さんは、自分の何がいけないのか、わかってない。
川原さんの話題は、もっぱら、社内の噂話しである。
「ね、ね、雪だるまさんって、独身ですよね、彼女いる、みたい?ガラマニさんどう思う?」とか、
「座間千代さんって、何歳なんでしょう?ウエスト何センチ?まさか独身?」とか。
こんな話しを、勤務中に、俺に、コソコソ、ヒソヒソ耳打ちして下さるのであるから、
そもそも、他人の詮索なぞ、アウトオブ眼中な俺、職場に対する関心と言ったら、早く仕事をこなせるようになりたい、しかない俺、そのためには、川原さんではなく、座間千代さんたちとこそ、仕事の話しをしたい俺にとっては、
迷惑千番なのである。
…俺自身、もうお局さんと呼ばれてもいい年齢なのであるが、お局さんと呼ばれるようになる、女性の気持ちも、わからんでは、なくなった。
だってさ。やっぱさ。
こういう、常識のない子を指導してたら、コワイ人にもなるよ、ホント。
さて、長い黒騎士生活中、ガラマニが最も長く勤めた職種に、子供たちに勉強を教える系統の職があった。これは、実に重労働で、体を壊したので、辞めてしまったが、実に有意義な仕事だった。
俺は、その仕事によって、今後、どんな職場へ行っても役立つ、どんな資格よりもずっと役に立つ、ある素養が身についた。
それは、「教え方」である。
「月下の花」第4章の2より引用
>聞く側にわからぬ専門用語を連発する者は、真に利口な者ではない。
>聞く人に理解しやすく説明できて初めて、自分も理解していると言えるのである。
教え方、指導法の極意とは、これである。川原さんにも、理解できるように、ずっと一緒にいるのは、良くない、勤務中の噂話しはダメだと、…教えようと、目下努力中…である。
とりあえずは、食事ルームで食べ終わったら、さりげなく
「ちょっと、携帯で電話する用事があるから、先に行ってるね」
とかなんとか言い、彼女を、他の人々の輪に残し、俺は姿を消す。すると、まだ食べ終わっていない川原さんは、テーブルの他の人の、相手をせざるをえない。俺としか喋らなかった川原さんも、ようやく、他のお喋り相手が、出来てきたようだ。
それで、俺には、社内でケータイでデーンワするような相手はいないので、トイレの個室にこもり、携帯から、ガラマニ掲示板を見て、ホッと安心する。
ああ、自分の世界だ、自分の時間だなと。
だから、ガラマニ掲示板にカキコ下さる皆さんの、お言葉は、ビルから一歩も出られず、川原さんとしか喋れない、仕事はテプラPCテプラPCな、タコ部屋労働者な俺への、
神様のように、ありがたい、幸福の使者である。
皆さん、ホント、カキコありがとう御座います。(号泣)
そうして、トイレの個室から、出たら、洗面化粧台には、川原さんが。…また、一緒に化粧直しか…いいけどさ…
川「ねっ、ねっ、ガラマニさん、座間千代さんがー、さっきぃー、なんかにらんでたみたい?あの人、なんかコワーイですよね?ねっ?ねぇーっ?」
わかってるなら、その座間千代さんが、いつ入って来るかもしれぬ、化粧室なんかで、そんな大声で、そーゆー事を言うなという事である。
俺「だから、ね、もしも聞こえちゃったら、余計、良くないでしょう?」
と、口にチャック、の仕草をして見せたら、ホントーに座間千代さんが入って来て、俺が口にチャック、の仕草をしていたのを、見られてしまった。
いかにも、いかにも、マズイのだ。川原さんに、付きまとわれると、俺が…
ああ…こういう、無駄な神経を、使わねばならぬのが、一番、こたえる。
さて、俺の化粧直しは、
あぶらとり紙(どこのメーカーのでも可)の後、赤サナを軽くはたき、口紅を、朝と同じ手順でひく。
<赤サナ:あかさな。SANA というメーカーが出した、素晴らしい化粧直しパウダーコンパクト。他のと何が違うかと言うと、制汗剤、つまり夏に、ワキの下にスプレーするやつと同じ成分を配合した、携帯用フェースパウダーなのである。あぶらうき、テカリ防止、素早い化粧直しに最適。コンパクトのフタが赤い方が、通称赤サナ。青い方には、スーッとする清涼成分入りで、通称青サナ。>
13:00 午後の業務
テプラPCテプラPCテプラPC(以下略
17:00 終業の定時
で、退勤できればいいが、今月はほぼ毎日、残業だった。それでもまだ、帰路が近いので、助かる。
18:30 本日はこの時刻に、むくんだ足を引きずり、駐車場へ。
ようやく、愛車にライドオーン。
だめだ、足が目が、痛い。ドラッグストアに行こう。
ガラマニの住む土地は、ド田舎である。
だから、買い物するほとんどのお店は、大型店舗、駐車場完備系。
通い慣れた、ポイントカードに得点が貯まっている、ドラッグストアにて、やはり、あの現象が。
あのさ、だから、この店には、先月までにも、俺は頻繁に来てるでしょ、薬剤師のにいちゃんよ、白衣のにいちゃんよ。
だいたいが、この大型店舗で、客に商品勧めている場面を、見たことないわい。足むくみに効きそうなコーナーを、ウロウロ@制服していたら、
「お疲れですか♪デスクワークのお仕事ですか♪休足時間がお買い得になってますよ♪」
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お前ら、そんなに、制服が、好きか?好きか?好きなのか?ああ?
本日のお買い上げ商品
休足時間、紀文の調製豆乳、コイケヤスコーンチーズ味(以上、夜用)
エスタロンモカ、缶コーヒー、チョコラBBドリンク(以上、朝用)
SANAのUVカット化粧下地(上記、赤サナ青サナと、同シリーズの下地発見!当たりだといいなぁ)
…1日の生活を、追って書こうとしたら、社内話題で、つい熱くなってしまい、夕刻まで書いて、力尽きた。
実際、平日は毎日、そうである。夕刻には、力尽きてしまっている。
無駄な神経さえ、使わずにおれたら、まだ、いいのだがな…
帰宅したら、すぐクレンジング、お風呂、夕食、んで、ねそべって(足が痛くて、座っている事が出来ない)、トリビア~とか、好きなテレビを、目を細めて見て(目が痛くて、開かない)、目と手に、元気が残っておれば、昼休みに救助してくれた、ガラマニ掲示板へ、御礼のレスして、
23:00 もう眠い、ベッドイーン
となるのが、平日の毎日である。
メイクの極意、クレンジングについて書くつもりが…いかん、もぉ、眠い。
入眠の快楽について、詳しく書くつもりが…あぁ、その至福の時、にゅーみんが、来た。
おやすみなさい。
ガラマニ掲示板へのレスは、俺の生活の、幸福でありますが、このような状態にて、数日おきになります事、どうかお許し下さい。毎日、昼休みに、朝に夕べに、カキコを読み、たいへん楽しみに、励みにしておりますオス!
~次回は、たぶん別テーマにします~