新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

黒い丸いもの

黒い、丸いものが、ふたつ、あります。

おはぎのようです。ダーク円墳のようです。炭団(たどん)のようです。炭団のようですと書きながら、俺は炭団といふものになじみのない世代なので、炭団の実物は見たことがありませんが、大友克洋先生のSFマンガ「AKIRA」で、近未来の男子高校生どもが、戦車を指して、その形態から「炭団」と名づけ、たどんたどん、呼んでいたのは、時代考証どうなん?俺ですら、炭団なんて知らんのに?と、思ったことがありました。

それはともかく。ともかく、積雪の我が家には、コタツで丸くなる系の、黒い生き物が、二頭、いたのでした。

黒い丸いものを、上から目線で見た図。

向かって右が、兄猫スミ。左が、弟猫ロミ。

この二匹は、生まれた年が違うので、「じゃりン子チエ」の小鉄とアントニオジュニアぐらい、年齢が離れているのですが、近年、弟ロミの体格は兄スミを上回り、兄にたてつくようになったのです。

写真右はじの、スミが寝ている猫用座布団が、今季は猫的に最上位の位置にあるらしく、弟ロミは、兄スミが寝ているところへ、ぎゅうっと割り込み、押し合って寝ていました。数日前の夜中、家臣(=人間)どもが寝静まった時刻に、下克上バトルがあったらしく、なんと、スミがケガを負ったのです。

家臣の中でも、ロミに対して、上から目線で叱りつけることで定評のある俺が、ロミを叱りました。

俺「ロミっこ。ロミのこ。ロぉ〜ミ〜はぁ〜、あかんやろう?おにいちゃんを噛んだりしたら、ダメやろう?」

ロミ「…。」

←単独ロミ

俺「数年前、ロミがうちに来た時にさ。スミさんの許可があって、やっとこさ、このうちに住まわせてもらえるようになったんやろう?」

ロミ「…。」

俺「いっつも、おにいちゃんに、ご馳走を分けてもらっとるやろう?」

ロミ「…。」

俺「ロミのこはぁー、あかんに!おにいちゃん噛んだら、あかんやろ。えかっ!」

ロミ「…。」

かような、やり取りがあって後、ロミは、離れた座布団に移動するようになったのでした。それが、上の黒い丸いもの×2の写真です。