新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ひかりTVビデオざんまいプランで2011年7月に見た作品は24本

2011年8月12日夜、記事タイトルが、おもいっくそ、まちがっていたことに気がつき、訂正しました。6月に見た、じゃねーだろ自分!7月だよ、し・ち・が・つっ。

(1)デモリションマン(1993)米

デモリションマン [DVD]

シルベスター・スタローンが、未来の世界に行ってしまい、そこで、シュワルツェネッガーが大統領になったと知り、ムカっ腹たてるシーンが印象的だった。

この映画が作られた1993年には、まさか本当に、シュワちゃんが政治家になるとは、予想してなかったのだろうな?

(2)スラムドッグ$ミリオネア(2008)英・米

スラムドッグ$ミリオネア [DVD]

インドのクイズ・ミリオネア。インドのみのもんたも、やっぱりいやなやつでw いやいやいや。これは真面目な映画なんです。インドのスラムで生まれ育ち、悲惨な境遇を生き抜いてきた少年が、賞金のためじゃない。世界でただひとつの愛のために、ただひとりの女性のために、インドのみのもんたに勝負をいどむ。←ちょっと違う。

とにかく、終始一貫して、シリアスな映画で、感動作です。で、以下に、強烈なネタバレ一文を書くので、気をつけてごらんください。


やっぱり踊るんかいっ!!

(3)スキャナー・ダークリー(2006)米

スキャナー・ダークリー [DVD]

おしゃかさま、ついにアニメ化!

…ハッキリゆっていい?くそっつまらんよ。

ストーリーは、ありがちだし。俳優が演じて、それを線でなぞって絵にして、アニメーション化するという技法は、大昔に、ディズニーが「白雪姫」でやったのと同じで、目新しくもなんともない。しかも、デフォルメが、下手。色使いも、下手。これをアニメ映画にした、意図がわかんない。だって、肝心な「絵」が、下手くそなんだもの。

(4)ジェヴォーダンの獣(2001)仏

ジェヴォーダンの獣 [DVD]

トレビアーン!俺が大学で専攻した、18世紀フランス博物学の、学者さんが主人公の、歴史ものミステリーだなんて。なんて嬉しいテーマなの。主人公のモデルって、たぶんディドロよね?強すぎるけど。おまえはスーパーサイヤ人か。モニカ・ベルッチも出るし、こりゃいいもん見せてもらったよー!

んで、ひかりTVの運営に、文句を言いたい、ここは。

この映画はね、ミステリー、謎解きが主題なんだぜ?それをだね、「ハイ、その謎の、こたえは、コレです!」という決定的なシーンを、宣伝写真に使うとは、何事だね。バカなの?死ぬの?

↑この、販売用DVDの表紙写真は、そんな愚行は、してないよ。ひかりTVってさ、常々思ってたけど、画面上の宣伝写真の選び方が、いいかげんすぎるよ。せっかく、いい映画を配信してるんだから、編集チームは、気合い入れて仕事してくれよね。

(5)マシニスト(2004)スペイン・米

マシニスト [DVD]

鬼気迫るとは、このこと。オチはすぐ読めてしまうのだけど、そんなことは欠点にならない。手のこんだ、美しい撮影。主人公を演じたクリスチャン・ベールの、すさまじい痩せ方は、言わずもがな。映画史に残る役作りであろう。

(6)利休(1989)日

利休 [VHS]

利休 [VHS]

あれまあ、この有名な、勅使河原宏監督作品が、いまDVDでは見られないのかね?俺は劇場公開時から、何度も何度も、見てきたが、見ごたえあるもんなー。ワンカット、ワンカットが、濃いからな。

(7)ミッション・クレオパトラ(2002)仏

ミッション クレオパトラ [DVD]

俺を笑い殺す気できている、フランス映画陣。俺は、現時点で世界一の美女と目される、モニカ・ベルッチ見たさに見たのに、彼女は、コメディエンヌに徹しており、それはそれで立派な役者魂ではあったのだが、ストーリーがぶっとびすぎ、ふざけすぎ、金かけすぎで、色んな意味で笑けた。

(8)ドッグ・ソルジャー(2002)英

ドッグ・ソルジャー デラックス版 [DVD]

イギリス映画は、「バイオレンス・レイク」といい、「猟人日記」といい、目を見張るほどの秀作が多いように感じる。

この作品は、狼男伝説を題材にしたホラーではあるが、主旨は、訓練された軍隊内の、男の友情を描く点にある。この人間描写が、実に「現実的」なので、狼男という「非現実的」な題材も、生きているのだ。

(9)サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005)米

サハラ -死の砂漠を脱出せよ- [DVD]

ここまで、荒唐無稽な冒険譚を、思いっきり作れてしまう、ある種ふっきれている、その心意気に大笑いした。ペネロペ・クルズの美しさに、眼福しながら、アイスクリームでもなめながら、ギャハハと笑いながら、見ちゃいなよ、ユー。

(10)ブラザーズ・グリム(2005)米

ブラザーズ・グリム [DVD]

小さい子供が、これ見て、童話を編纂したほうの実在の「グリム兄弟」が、この映画のグリム兄弟なんだと、誤解しないように、おうちのかたは、適切な指導の上でのご鑑賞を、おすすめしますw

(11)ザ・メキシカン(2001)米

ザ・メキシカン [DVD]

ブラッド・ピッドと、ジュリア・ロバーツが、仲良くケンカしな状態で進行する作劇は、けっこう意外な展開をする。いいよ、見ごたえあったよ。

(12)RED/レッド(2010)米

RED/レッド [DVD]

新作100円フェアーで見た。手放しにほめちぎってやろうぜ!おもしろかったあー。

(13)es [エス](2001)独

es[エス] [DVD]

かの有名な心理学の実験、「看守さんと服役囚さん」を題材にとった、ドイツ映画。ものっそい、ものっそい、出来のいい映画。さすが、心理学や哲学は、お家芸のドイツさんやでー。

(14)初恋(2006)日

初恋 [DVD]

三億円事件を題材にした、異色作。

(15)スペル(2009)米

スペル コレクターズ・エディション [DVD]

自分にとって、悪い品物を、持っていてはいけない、という教訓を、俺はこのコワイ映画見ながら、痛切に感じた。

映画を見終わると、俺は引き出しにしまいこんでいた、プラダのポーチを、ライターで火をつけて、燃やした。

なんでこんなものを、持ち続けてたんだろう。なんでこんなものを、先日まで使っていたんだろう。プラダだからか?いいや、俺は、このプラダのポーチをくれたやつへの「うらみ」を、いまだに、持ち続けていたんだ。捨てよう。忌まわしい過去など!

(16)モンスター(2003)米

モンスター 通常版 [DVD]

これ、見たかったんだ!ひかりTVビデオサービスの見放題に登場!待ってました。

アメリカに実在した、女の連続殺人犯を、美人女優、シャーリーズ・セロンが演じた。役作りのためにセロンは、細く美しいからだを、醜く、肥え太らせた。見事な、役者魂だ。

(17)イン・ザ・カット(2003)米

イン・ザ・カット [DVD]

ケビン・ベーコンの無駄遣いw

(18)ハンニバル(2001)米

ハンニバル [DVD]

うんもう大好きよ、アンソニー・ホプキンズ。クラリス役が、前作とちがうのが、残念。

(19)REC/レック(2007)スペイン

REC/レック スペシャル・エディション [DVD]

あのさー、最近、こういう、ハンディカム持って移動する系の、いかにも「偶然カメラがとらえました」な作り方のホラー多いよね?俺、好きじゃないんだ。「いかにも素人くさい」を狙ってる作り方って。きちんと、作劇して、きちんと、美術・小道具、作りこんだ作品のほうが好きさ、ホラーも。

で、こういう、ハンディカム持って移動する系ホラーで、失敗作も多い中、これはさすがに、スペインで大ヒットしただけあって、よく出来ていた。事件に巻き込まれていくにしたがい、義侠心に燃えてゆくヒロインの、人間描写あってこその、成功だ。

とどのつまり、どんな撮影方法をとろうと、映画の生命を左右するのは、脚本だということだ。

(20)サル(2003)日

サル [DVD]

(13)のes [エス]と同様、人体実験を題材にした映画。こちらは、いかにも自主制作っぽい映画。女殺しの、大森南朋さんが出てるよ。

(21)真木栗ノ穴(2007)日

真木栗ノ穴 [DVD]

秀作。撮影、美術、小道具の使い方が粋だ。主人公である小説家の、隣に引っ越してくる女性が、着ている夏のワンピースが、とても似合ってて、きれいで、俺もこういう花柄ワンピ、ほしいなあ〜と、購買欲求を喚起されてしまうので、注意!

(22)仁義なき戦い 頂上決戦(1974)日

仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD]

シリーズを順番に見てきたが、最低の出来。グサグサ殺しあってるだけで、人間描写がほとんどない。

(23)リディック(2004)米

リディック コレクターズ・エディション [DVD]

ユニークな設定のSFアクションだが、あれもこれもと、凝りすぎて、失敗している。

(24)ノーカントリー(2007)米

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

有料の、367円で見た。見てよかった。サスペンスの秀作だ。人がおおぜい殺されるが、ドンパチうるさいシーンは、ひとつもない。現実に起こる殺人とは、このように、静かに、たんたんと行われるのだろうな、と思った。ストーリー性が高く、見ごたえ抜群。こういう映画を、もっとたくさん見たいものだ。