新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ダンバイン対ピカード艦長


大掃除完了記念に、新装インテリ〜ア写真大会を始めます。つい先日ですね、はてなフォトライフの使い方を会得しました。俺はインテリ〜アが大好きでして、ガラマニ日誌サイトトップにも、しょっちゅう写真を載せてきました。このたびブログでも大きな画像が表示出来ると分かり、俺、大喜び。
さてこの写真は、マイルーム作り付け自慢の天井まで本棚に、新たにレイアウトしたフィギ〜ア。ダンバインピカード艦長ジャン・リュック・ピカードの構えはやる気まんまんなのに、ダンバインのポーズには、いまひとつやる気が感じられないのが、俺的ポイントです。きっとパイロットがマーベルなのでしょう。
マ「あたしたち地上人同士だというのに、なぜ、戦わなければならないのっ!」とかなんとか土井美加さんボイスでゆってそう。(マーベルは自分のこと「あたし」と言うのもポイントよ。)
無造作に並べてある書籍にもご注目下さい。今、本棚のこの段は、読み返し頻度の高い本を置いてます。写ってる中でいっとうおすすめは、ダンバインが背中にしている、藤本光孝著『日本の偉人・世界の偉人 豊田佐吉』(1966年盛光社刊)ですねえ。古本屋さんで購入。ハイ、小学生対象の読本です。この時代に出版されたコドモむけ本は、素晴らしくおもしろいんです。この『豊田佐吉』は抱腹絶倒のおもしろさです。なにがすごいって、いい時代でしてねー、今では、言葉狩りによって使えなくなった言葉が、ガッツンガッツン出てくるわけです。

村の人たちは佐吉に会うと、道をよけて通り「佐吉さんは、豊橋から気がふれてもどったそうな。」といいました。
藤本光孝著『日本の偉人・世界の偉人 豊田佐吉』(1966年盛光社刊)より

努力する天才、豊田佐吉が、いかに過酷な境遇に耐えたか。今風に、甘っちょろく改竄(かいざん)された表現で、この艱難辛苦が伝わるものですか。このシリーズの『ヘレン・ケラー』前書きには、「ヘレンは、おしと、つんぼと、めくらという三重苦をのり越え…」のっけからこうですよ。「か、狩られてない!」と感動しちゃいます。昨今、子供向けだと特に、狩りがひどいですからね。童話なんて、ストーリーまで変えられてしうまう。言葉狩りという名の検閲が、社会からどれほど価値あるものを奪ったか。1966年には書けた表現が、どうして2006年の今では出版出来ないのか。写真のダンバインとピカりんは「剣」を手に持ち戦っておりますが、ハイ、締めは「ペンは剣より強し」で!プラース、俺が作ったことわざ「検閲は戦争のはじまり」。