新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第34話 大河が好きなのでおじゃるぞ

今回は、「功名が辻」各話エピソードについてではなく、NHK大河ドラマについて思う事を書きます。
NHK大河ドラマの感想文を、ウェブ上で発表するようになって、気がつけばもう、2年以上が経ちました。書き始めたきっかけである「新選組!」の衝撃は、昨日のことのように新鮮な記憶です。
功名が辻」は、このはてなダイアリーで連載、のちサイトに編集版を載せる手法をとりました。連載記事は、リンクの風通しのよいブログ上ゆえ、トラバをいただいたり、リファラをとばしてもらったりします。そうすると、他の感想ブロガーさんの作品を、以前より多く、目にするようになりました。「新選組!」と「義経」の感想文を書いてた頃は、他の人の感想文は、今ほど読んではおりませんでした。そうしている中で、最近、顕著に感じるようになったことがあります。
それは、自分と、他の感想文作者との視点の違いです。もののは考え方は一人ひとりみんな違いますから、「2006年度 NHK大河ドラマ 功名が辻」という一個の対象を論ずるのに、書き手によって、目の付けどころがずぇんずぇんちゃうわけです。そんな「違う点」を発見すると、非常に、おもしろいのです。
功名が辻」について書いているサイト、ブログ、掲示板などを色々、読んでいます。感想文作者には、日本史マニアがたくさんいます。その中でも戦国時代マニアが、特段多い。
一方で、芸能人のファン目線で論じている感想文も多い。「功名が辻」を、民放含めた「連続ドラマ」の一つとして見る目があります。「歴史劇」として、「時代劇」として見る目は、それぞれ意味合いが違うし、仲間由紀恵さんの主演ドラマの一つとして見る目もあるわけです。
司馬遼太郎の原作小説ファンの、「ドラマ化された出来栄え」を見る目。原作とイメージちゃうやん!という声も、当然のことながらあるわけです。脚本家・大石静さんのファンが、大石作品の歴史に位置付けて見る目もあります。
さて、では、ガラマニは何目線なのか?と、考えさせれらるわけです。これら他の感想文作者さんたちの中で、自分の特徴はなんじゃらなァと。
「日本史日誌」id:sanraku2 さんのように、
http://d.hatena.ne.jp/sanraku2/
俺ぁ歴史に造詣が深いわけではないしなァ。sanraku2さんは、歴史好きでいらっしゃって、俺は「歴史好き」なんじゃないんだなーって、「日本史日誌」さん読んでて思いましたねえ。毎度、番組と史実とを照合されている「日本史日誌」さんにひきかえ俺は、凡そ大河においては、史実はどうでもエエと思っています。「功名が辻」程度で史実無根だと感じることはないです、俺。
史実重視の見方からだと、「北条時宗」なんて見た日にゃー、発狂しちまいます。じっさい俺、赤マフラー登場時には、自分が幻覚見てるんだと思いましたもん。最終回がこれまた、気ぃ狂いそうでしたねえ「北条時宗」は。その狂ってるかげんが、面白いと感じるんです。
俺は、日本史マニアでもなく、時代劇マニアでもない。大河以外の連続時代劇は、最近ほとんど見てない。芸能人については、まるっきし疎い。巷で人気の若手俳優は、大河で初めて知るぐらいの厭世ぶり。司馬の原作も読んでないし、読もうとも思わない。
而して俺は、「NHK大河ドラマが好き」なんだなーって、思いましたねえ。
日曜夜8時が、NHK総合が、オーケストラでバーン!と始まるときの臨場感が、出演者の名前が、白抜きお習字縦書きでトゥルルルルと出てくるさまが、それが、「花の生涯」から続く、NHK大河ドラマという枠であることが、大好きなんです。
千代を、俺が見る目は、歴代大河ドラマの「主人公」と「主役」を見る目であるし、淀君を見る目は、歴代淀君との比較目線が、常にしっかとある。そうですね、役者さんの演技をつぶさに見ていることについては、俺ァ、力が入ってますよ。贔屓にしてる芸能人が出るとそりゃ嬉しいですが、こと「NHK大河ドラマ」に出たからには、演技について甘くは見ません。こういう点が、ガラマニ感想文の特徴かな、と思った今宵でおじゃるぞ。

ガラマニ作 NHK大河ドラマコォナァ
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/nhk.taiga.mokuji.html