新ガラマニ日誌

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金沢旅行記(4)金沢21世紀美術館

なにしろ、立地がよい。駅からも近く、繁華街からはもっと近く、官庁にも近く、歩いて行ける場所にある。

市街地の、ど真ん中に、遊園地を作ってみました、な、コンセプト。ここにある美術作品は、すべて、遊び道具なのだ。

俺は、現代美術が、特に抽象が好きだ。だが、抽象の展示というと、ともすると、お高くとまり、一般人にはわからんだろうフフンな態度をとっている、美術館や画廊が、少なくない。

そんな中で、金沢21世紀美術館の、遊び心は、トレビアンである。ブラボーである。オーチンハラショーである。ベリーベリーナイスである。粋である。愉快である。笑っている。お話ししている。飛んでいる。座っている。

さあ、ここで遊べ!よじ登れ!じかに触れ!これが美術だ。

美術というものは、元来、人類にとって、最も近しい、お友達なのだから。

ぐるっと回れ。入り込んで、のぞき込め。

こいつ、丸いぞ、回っちゃえ。入って見ちゃえ。

ふしぎプールを、下から見よう。

ふしぎプールを、上から見よう。

金沢21世紀美術館