新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

ひかりTVビデオざんまいプランで見た映画一覧。2012年5月は26本!

(1)カニング・キラー/殺戮の沼(2007)米

カニング・キラー 殺戮の沼 [DVD]

コワ〜イ、生き物パニック映画かと思いきや、存外に、社会派の秀作であった。この映画を皮切りに、5月にチョイスした映画は、当たり続けることとなる。

(2)エンド・オブ・デイズ(1999)米

エンド・オブ・デイズ [DVD]

シュワちゃんの映画もね、存外、ハズレがないのよね。主演デビュー作は別として。

(3)アメリカン・サイコ(2000)米

アメリカン・サイコ [DVD]

これぞまさに、俺が求める、俺の理想の、サイコ・サスペンス映画である。1980年代後半のヤッピー描写がこと細かく、印象的な映画だった。 一見して、ああ、テッド・バンディがモデルだなあと思ったが、意外な結末に!

見終わった瞬間の、ボーゼンとさせる手法!主演俳優クリスチャン・ベールの、ナイスガイっぷり!すぐ死ぬジャレッド・レト!あんまし登場シーン多くない、ウィレム・デフォー

(4)完全犯罪クラブ(2002)米

完全犯罪クラブ [DVD]

なによー、今月、当たりばっかじゃん!

過去になにかトラウマがあるらしい、サンドラ・ブロック演ずる女刑事。犯罪に手を染めて、おもしろ半分、後、ビビリな少年犯人像。いい映画なんだが、唯一、惜しいのは、この邦題だ。

確かに内容を手短に説明できてるタイトルなんだけど、けど、でーも。おもむきに欠ける。こんな軽いノリの内容じゃないんよ。主人公である女刑事サイドと、犯人サイドとに、重厚な心理ドラマが重なって、様々な社会問題を提起している作品なんだよ。

(5)リトルトウキョー殺人課(1991)米

リトルトウキョー殺人課 [DVD]

タイトルを見れば、一目瞭然。どこから突っ込んでいいのか迷ってしまう、勘違い日本描写が、画面のそこいらじゅうに、ビッチリ敷き詰められている。笑うな、と言う方が無理。誰も俺に笑うなとはゆーとらんが。

そして最高の爆笑ポイントは。

ドルフ・ラングレンな。あのな、チミな。無理して日本語喋らんでエエから!!頼むから、多少なりとも緊張感のともなうシーンで、ドルフの、カタコト日本語ソーニュー挿入は、腹がよじれるから、やめてー!w

(6)サイレント・ヒル(2006)米

サイレントヒル [DVD]

俺、原作のゲームは知らんけど、この映画は、すっごく丁寧に作りこんであった美術は、よかった。謎と悲しさを残すラスト=脚本の意図もわかる。ただ、場面と場面の切り替え、編集に難ありかなあ。尺が長い。90分作品でまとめたらもっとよかった。

序盤から結末までの登場人物の配置と、家族が出会えない不安感には、母親目線で感情移入できた。が、原作がゲームだからなのか、ゲーム版展開に則しすぎているのか、映画としてはテンポが悪い。

(7)ピカソ・トリガー/サベージ・ビーチ(1990)米

ピカソ・トリガー/サベージ・ビーチ 特別版 [DVD]

とりあえずおっぱい出しとけ!ばいんばいんばいん!これは、おっぱい礼賛映画なのであり、細かいことにアヤをつけるべきではない。おっぱいばいんばいんなパツキンねーちゃんが、かっこよくワルモノをやっつける、痛快おっぱい活劇。ここまで潔い、おっぱい出しておけばいい映画は、これはこれで貴重である。中途半端なアダルトビデオ見るより、すがすがしい。

(8)ナインス・ゲート(1999)フランス・スペイン

ナインスゲート デラックス版 [DVD]

ロマン・ポランスキー監督、ジョニー・デップ主演。

♪カメ〜レオ〜ン〜 俳優!

な、ジョニーデップの、ごく若い頃の作品。いやあ、おもしろかったですねえ。古書マニアっているんですよねえ。

(9)テケテケ(2009)日

テケテケ 1&2 デラックス版 [DVD]

映画の冒頭で、事件が起こった場所が、大ナゴヤシチーであることを、方言で表現しとるんで、すんとわかったで、えれー興味ひかれたなも。

(10)プレッジ(2001)米

プレッジ ― スペシャル・エディション [DVD]

ショーン・ペン監督、ジャック・ニコルソン主演。出演者クレジットではじまり、事件発覚早々、犯人が誰か、視聴者にはわかってしまう。それを、ニコルソン演じる主人公の刑事さんはどうするか?が眼目となる。

後味最悪、激暗。狂気の演技をさせたら、やっぱジャック・ニコルソンの右に出る者はおらんね。ほんでなにー、ショーン・ペン監督作品な。これまでに何本か見てきたけど、あなたも、信頼と安定の、リーディング・イノベーション監督になりつつあるよ。

(11)さまよう刃(2009)日

さまよう刃 [DVD]

なんでこう、5月はいい映画ばっかあるの。なんでこう、宇野重吉のムスコはクローンなの。

少年法の保護下、けして厳罰が下されることのない、強姦殺人犯人グループを、被害者の父が追い詰める、社会派映画。

俺が、いちばん印象に残ったシーンは、長野のペンションに宿泊していた、宇野重吉のクローンのところへ、警察がおしかけてきたとき、ペンションのオーナーである年配の男性が、
「あれ、まあ、たいへんだ。おまわりさん、このかたね、ケガしてるんですよ。」
と、温厚な口ぶりで立ちはだかり、自分の車を奪って逃げろと、宇野重吉のクローンをかばうシーン。

(12)アヒルと鴨のコインロッカー(2006)日

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]

コメディタッチで始まる、仙台が舞台の、学園もの…かと思いきや、中盤からラストまで、息をもつかせぬ、恐怖展開。すばらしい。

松田龍平さんって、やっぱカッコええなあと、ホレボレして見入った。

(14)チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁(1998)米

チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁 [DVD]

このシリーズ、有名だけど、実はチャンと見たのは今作が初めて。あー、ウスラキモチ悪いね。そこがユーの狙いね。ミーよくわかったよ。

(15)ファイナル・デッドコースター(2006)米

ファイナル・デッドコースター 通常版 [DVD]

アメリカさんには、ティーンズ・ホラーというジャンルがあるらしい。

これもシリーズもので、何の咎(とが)もない高校生たちが、意味不明の呪いにかかって、次々と死んじゃうので、主人公がその呪いから、逃れようと、ラストまで突っ走る展開。ホラー映画の予定調和の好例。よく出来てます。呪いの意味は不明だがな。ジャパニーズ・ホラーならば、呪いには、なんらかの因果が描かれるが、アメリカン・ホラーには、なんの因果もないのが特徴。

(16)ライアー・ライアー(1997)米

ライアーライアー デラックス・エディション [DVD]

うそつき弁護士のお父さんに、毎度、うそばっかつかれて、辟易しているムスコさん。小学生のムスコさんは、お誕生日に、カミサマにオネガイをしました。どうか、今日だけは、お父さんが、ウソをつきませんようにと…

ちょっち、派手な演技が、度を過ぎているきらいはあるが、キライな映画ではない。

(17)レッド・ドラゴン(2002)米

レッド・ドラゴン [DVD]

俺の大好きなジャンル、サイコ・サスペンス。真打登場。アンソニー・ホプキンス演ずる、レクター先生であります!

犯人の心理描写も、象徴的で、ヨイ!実に、ヨイ!

(18)ザ・カオス(2005)米

ザ・カオス [DVD]

たぶん、低予算映画なのだろう。しかし脚本と撮影と、演技者たちが、さりげなくやっているようでいて、実際、凄まじく、いい仕事をしている。俺はこういう、人間の叡智によって作り出された作品が好きだ。

(19)絶対能力 FBIサイコメトラー捜査官(2006)カナダ

絶対能力 FBIサイコメトラー捜査官 [DVD]

吹替え版。主人公の女性捜査官が、自分の超能力を、隠して捜査にあたっているという設定がナイスだった。これが、「わたしの超能力で解決してみせます」な設定だったら、見る前から萎え萎えになってたところだ。

(20)狼たちの報酬(2007)メキシコ・米

狼たちの報酬 [DVD]

いま、世界でいちばんの、オットコマエは、誰か?
たぶん、第1位を、二人の男優が、争っている。椎名桔平たんと、ケビン・ベーコンたんだ。

ケビン・ベーコンが見たくてこの映画をワクワクで見始め、あれ?ケビンのような大物が、端役なのかなと思ったら、この映画は、オムニバス形式になっており、最後のエピソードの主人公こそが、ケビン・ベーコンだった。純愛を貫いた医師!ああー、オットコマエ。

(21)クリムゾン(2008)米

クリムゾン [DVD]


吹替え版。実在する殺人犯人、エドモンド・ケンパーがモデル。んが、もうふたつ、心理描写に肉薄して、恐怖感を、あおってほしかった。作り込みが甘い。

(22)阿修羅城の瞳(2005)日

阿修羅城の瞳 [DVD]

巨大仏像化・宮沢りえの恐怖。いつの時代からか?この映画みたいな、時代劇にCG使いまくって、失敗しまくったのは。俺の映画記録、傑作ばかりの5月号で、唯一の汚点。

(23)アザーマン もう一人の男(2008)米・英

アザーマン ―もう一人の男― [DVD]

ひかりTVビデオざんまいプランの、画面に表示される、「この映画の解説」「あらすじ」書いてる人は、目ぇあけて仕事しろ。

もしもこの映画を、見る前に、「あらすじ」読んでたら、完璧にネタバレしちゃってるから、映画の価値を、半減どころか、地に落としていたところだった。ひかりTVの、熱心な視聴者である、俺の方が、最近は「あの文章読んだら、かえっておもしろくなくなる」と予感がして、読まないで自分の勘をたよりにチョイスするようにしてたから、ネタバレは回避できたから、よかったようなものの。

秋吉久美子たん主演の「妹」も、そうだった。解説文で、オチを書いちゃってる。電凸したろうかと、何度も思った。

(24)テン(1979)米

テン [DVD]

エロい、コメディ映画。1970年代終盤の、ファッションセンスと、インテリアも見もの。

(25)毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレート(2006)米

毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~ [DVD]

多毛症の彼氏は、そのお毛々を剃ったら、ぜったいオットコマエやろーと思ったぞ。当たったぞ。実在の女性写真家、ダイアン・アーバスを描いた、エロチック・グロテスクな、そして、もの悲しい物語。

(26)プルート・ナッシュ(2002)米

プルート・ナッシュ [DVD]

当たり作品ばかりだった5月は、SFコメディで締めッ!