フルカラーオリジナルえほん「キラキラおめめのおひめさま」のご紹介
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama.hyousi.html
満を持して、ワールドワイドウェブに登場!こんなの出してもエエのか!エエのや!
さいきん、更新作業していて、こんなに楽しかった更新も、そうない。元原稿の文章を、キーボードでたたきながら、俺ァ、書いた本人がいうのもナンだが、ペットボトルの水、ブブー吹いて、笑っとったもん。
いやー、おもしろい。書いた本人がゆーたらアカンが、ホンマにぃー、おもろい。
こんな、おもしろいもんを、押入れに閉じ込めて、誰にも見せずにとっておくなんて、ああ、もったいないってばさってば!
以下、ネタバレあり、注意
なにがおかしいって、まずは、ホソメ王国の国王夫妻の、計画性の、なさかげん。
本文その3
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama03.html
目を、閉じたまま、壇上に出なさいってアンタ。すってんころりん、ころぶに決まっとるし、バレるに、決まっとるがな。
本文その4
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama04.html
むかって左端の、大臣の息子のモデルは、カリオストロ伯爵です。ハイ、宮崎アニメのルパンのほうの、カリ城の。
中央にいる、侯爵の息子のキャラデザは、テケトー。
右端、軍装をした、将軍の息子のモデルは、
「スタートレック」初代の、ミスター・スポックです。
本文その5
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama05.html
王様が言う、
「ところで、ひめは、ずっと、おしろのおくで、そだったため、
きがよわい。あまり、おどろかせんように。」
部分を、俺、お水を飲みながら、キーボードうっててさ、
「きがよわい。」部分で、クチの中の水、ぜんぶ吹き出したもんね。
弱いのは、アンタの戦略だよ!
その5の原稿をスキャンしていて、気がついたんだが、
玉座の、右端に注目してくりゃれ。
カーテンのかげで、おひめさまが、スタンバッてるじゃないか。
「俺って、ゲーコマ(芸が細かい)やなあ!」と、自分でビックリしましたよ。
本文その9
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama09.html
本編のクライマックスである。書いてた当時には、俺は、このおひめさまの「痛み」を理解したつもりでいたが…
うまれつき、身体が、他のにんげんとちがうというだけで、王女でも、王子でも、例外なく断罪されるという理不尽。俺は、このお話を、「子供だまし」で書いてはいけないと思っていた。
家庭科の教室で、内容を読み上げる発表が終わり、俺は、壇上でこう言った。
「この絵本で、主張したかったことは、
価値観というものは、絶対的ではありえない。とくに、本人の人間性を無視し、うまれつきの身体的特徴だけのために、たかが国家が、人民に 美意識 を植え付けたことは、すなわち、差別教育にほかならない。わたしは、このことを、子供たちに、わかってほしいと、願って、この本を作りました。」
本文その13
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama13.html
デカメ王国の、王子登場。し、しかしぃ…。この王子、自分の国では、キング・オブ・非モテ。女性には免疫がないはずです。
に、しては、「もしもし、そこの、うつくしい、おじょうさん。」などという、女殺しなセリフを、軽々とくちにするあたり、つっこみどころ満載です。
さらに、容貌への自信が、これっぽっちもない、はずにしては、金髪に紫のメッシュをいれてたり、イヤリングにベルトにと、なかなか、ファッショナブルです。彼なりの、体制への反骨精神のなせるワザなのでしょうか。
デカメ王国の王子の、まるいペンダントに注目。これは、デカメ王国の紋章です。
その3で、ホソメ王国の宮殿にいた、おひめさまの父王の、かんむりや衣装には、細い目をモチーフにした紋章が、いくつも、見られます。その1に見られる、おしろの窓も、平民の家の窓も、細い目のかたちです。
これら、目をモチーフにしたデザインの統一性は、伏線として、ラストシーンにつながります。
本文その14
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama14.html
むかって左の、黄緑色のドレスの女の顔、ムカつきますねー。こんなブスにすら、「にんげんあつかい、されない」って、デカメ王国王子の、苦しみは、いかばかりでありましょう。
本文その16
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/kirakiraomemenoohimesama16.html
「キラキラおめめのおひめさま」のラストです。
価値観のまったく異なるふたつの国が、ひとつになるということは、本編のヒロインが、夫とともに、数々の艱難辛苦に、立ち向かっていかなければならない将来を示唆しています。
「キラキラおめめの、おひめさまは、ずっと、ずっと、
しあわせに、くらしました。」
彼女にとってのしあわせとは、ホソメ王国での、籠の中の鳥生活ではなくなり、みずからのちからで、みずからの愛で、人生を切り開いていくということ。だから、彼女の名前は、キラキラおめめのおひめさま。
歓喜のキラキラ涙。悲哀のキラキラ涙。
さいごに。その16の、ふたりの王冠に注目。
ホソメ王国出身の、おひめさまの王冠には、デカメ王国の紋章が。
デカメ王国出身の、おうじさまの王冠には、ホソメ王国の紋章が。
ふたつのくにが、ひとつになったんです…!!