新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

落雷が怖い夜は読書がすすむ

こんばんは、最近、日記はついったーでばかり書いているガラマニです。へさべさにこちらにも記述をば。

ガラマニ県では、昨夜、非常に長い時間、カミナリが鳴り続けておりました。ごろごろ、どんどん。俺んち周辺に、何度も何度も落雷しました。ピカッ、ゴロ、バッキャーン。

この夏、俺んち周辺では、落雷によって、電化製品がおなくなりになる事故が相次いでおります。パソコンが死んだとか、テレビが死んだとか。オール買い替えだ、この不況下に!そんな話題ばっかり。

俺んちはまだ無事ですが、明日は我が身です。遠雷が聞こえたら、すぐに、コンセントを抜くようにしています。パソコン、テレビなど、死んだら被害甚大な電化製品は、この季節、外出時にはコンセント抜いて出るのが肝要。特にネットにつながっているモデムは、被害金額よりも、死亡時の不便さは、数年前に経験済みです。とにかくコンセントは、抜け抜けです!

そいで、昨夜ですが、テレビを楽しく見ていたです。県民ショーのあと、ダウンタウンDXを見ようとしてたです。そこへ、カミナリです。ここは、テレビ見たい欲求よりも、電化製品を守るほうが大事です。コンセントを抜きました。

するとどうでしょう。当たり前ですが、テレビも、DVDも、ネットも見られません。昨夜は、休日の前夜でしたから、遊びたい。でも電源娯楽は、見られない。するってえと、

読書が読書がススムくん。

俺は、新しく入手した本と、既読のお気に入り本を、気まぐれに同時に、読みすすめます。活字とマンガとグラビア雑誌等も、みさかいありません。昨夜はカミナリの音色を聞きながら、カントと花輪和一美輪明宏柳下毅一郎を、ミックス混交しながら、読破しました。友愛に満ちながら、殺伐としているような、そんなラインナップです。

永遠平和のために

永遠平和のために

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カントと花輪和一は、何回も読んできた名著。夏はカント。夏休みは、「永遠平和のために」読まなきゃあさあ。

刑務所の中」は、酒と煙草を奪われた男たちが、みんなで甘党になるお話しです(違)。小倉ネオマーガリンが食べたくなります。

霊ナァンテコワクナイヨー

霊ナァンテコワクナイヨー

美輪御大の「霊ナァンテコワクナイヨー」は、タイトルに偽りアリで、実にコワイ本でした。美輪っちが(もう美輪っちとか言い出してるし)体験した、悪霊エピソードの数々が、コワイことコワイこと。実録文体なのが、鬼気せまるのです。文章巧者な美輪っち、さすがだよ。人間の怨念のすさまじさに、震撼しました。そして読了すると、いま、自分がなさねばならないことの、いかにできていないかを思い知るのです。

俺はこの本をもって、美輪っちの著作本は、入手できるすべてを読了しました。

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柳下毅一郎さん監修の殺人本は、むったん目当てで、即ゲットです。むったんとは、殺人事件好きなみんなが大好きな(不謹慎失礼)、津山三十人殺しの犯人、都井睦雄(といむつお)の愛称です。

この本では、町山智浩さんなど、俺の好きな作家さんたちが、歴代有名殺人事件の考察を競作しており、充実の一冊です。

2007年、ヴァージニア工科大学銃乱射事件のニュースを見たとき、俺は、ひとさまがなくなってるのに、はなはだ不謹慎ですが、

おまえみたいな、おもむきのないやつが、むったんの記録をぬくな

と思ってました。短時間内での連続殺傷人数記録では、むったんが30人。ヴァージニア工大犯人のような、無差別な、つまんないやつが、32人で、むったんを数において上回るなんてさ。

むったんは、30人を殺していて、一人一人に殺したい動機があったんだからさ。自分の悪口言わなかった人は、ちゃんと殺さなかったんだからさ。

ちなみに、いまネット検索で調べたところ、単独犯による短時間連続殺人事件人数多い部門では、

世界第1位が、1982年の禹範坤事件で、57人説。「説」ってなんだ?この事件は資料が少なく、なんかおかしい。

世界第2位が、1996年のポートアーサー事件で、35人。

世界第3位が、2007年のヴァージニア工科大学銃乱射事件で、32人。

我らがむったんは(重ねて、不謹慎失礼します)、1938年に30人で、なんと世界第4位に落ちてしまっている。第1位から3位まで、どいつもこいつも、計画がずさんで、動機が浅くて、無差別。こんなくだらん連中が、むったんの記録、30人をぬいたとは、なんともけしからん。数では負けても、おもむきでは世界一だぞ、むったん!(すみませんすみません)

「実録・殺人事件がわかる本」は、夢中でむさぼり読んで、大好きになりましたが、ですが…前書きの書き出しが、いきなり、

世の中には「体感治安」という言葉があります。「はてなダイアリー」のキーワード解説によれば、

なのには、正直、興ざめしました。俺みたいな者が、書きかえできてしまう、はてダキーワードなんてさ。世論ではこうなっているという、参考にはなるかもしれませんが、楽しみにして買った本の、前書きの書き出しには、置いてほしくなかったな。

と、まあ、批判もしましたが、殺人事件大好きなおともだちには、お気に入りの蔵書になるだろう、この本は。危機管理意識を高めつつ、楽しめました。