新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第43話 六平太、一豊様を守って。

千代「六平太、一豊様を守って。」
ですってよ奥さん。そんな殺生な(死語)。あ、ハイ、こんばんは。昨夜はこの世の終わりかと思うほど体調悪かったですが、今夜はすっかり快調な、キャッシュなやつガラマニです。(いまこうしてノリノリで感想文書けるようになってるわけだから、昨夜無理して書かなくてよかったねえ、俺。)みんな大好き「功名が辻」も、気がつけば師走が目の前。次回、第44話はとうとう、天下分け目の関ヶ原です。
俺は、このドラマ見るまで、ヤマウチカズトヨなる戦国武将を、つぇんつぇん知りませんでした。大河タイーガばっか書いてるガラマニさんて、歴史マニア?と思われている読者さんもおられるんじゃないかすら。でもねー、俺、日本史はつぇんつぇん詳しくないんです。
そんな俺は、今回の放送、第43話が、山内一豊の妻・千代ではなくって、ヤマウチカズトヨ本人の大一番、みどころ大目玉であることを、放送前にネット上で知りました。「小山評定」です。「です。」って俺は知らんかったのですが。
んで、小山評定の史実がどうなってんのかは知らないで見たんですが、ドラマでは、一豊は、堀尾さんのムスコの台詞をパクってしまい、後で「パクってごめんな。」って、謝ってました。
関ヶ原前夜に隠居し、家督をムスコに譲った堀尾さんは、ムスコに、小山評定の場で「家康様の軍がうちとこを通られる際には、うちの城も兵糧も、領地もぜんぶ差し上げますから、使ったって下さい。」と言いなさいと命じます。小山評定の前夜、ムスコはその案をパパの友達・山内一豊さんに相談。山内さんは「それはいい案じゃ。徳川家康様につくか石田三成殿につくか、迷っている御仁の多い中、そこまで言われたら、家康様はさぞかし、サンクス!グッジョブ!と感動されるであろうな。」と言います。
評定当日、山内さんは堀尾ムスコをひじでこづいて、「パパの案を言え。」と促しますが、ムスコはビビってしまって、発言出来ません。すると山内さんは、すっくと起立し、「家康様の軍がうちとこを通られる際には、うちの城も兵糧も、領地もぜんぶ差し上げますから、使ったって下さい。」堀尾案を、そのまんま言ったのでした。すると家康さんは、「山内さんサンクス!山内さんグッジョブ!」と感動して…えーと…
ま、小山評定への感想は、おいとくとして(おいとくのかぃいっ)、俺が一番ウケたのは、タイトルコールにした、千代の台詞です。千代の幼馴染みで、職業が間者(無所属・現)である六平太に、前回の放送では、史実使者のお守りを頼んでいた彼女、今度はあーた、関ヶ原の戦いに臨んでですよ。言うことがですよ。わたくしの愛しのダンナは、いままでたくさんの戦場を生き抜いてきたけれど、今回ばかりは危険が危ない気がするからって、
千代「六平太、一豊様を守って。」
って奥さん。あーたムシよすぎ。六平太はさ、自分に惚れてる以外に、自分のために命がけで働いてくれる動機ないのに、言うにことかいて、当の恋敵を守ってて、あーた。なんて女に都合のいい脚本なんだろうかしら!
そして最高におもしろかったのは、そう言われた六平太が、ものすごくイヤそうな顔をしていたことです。あー、楽しい。