新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

同人サイトに注意書きや検索避けは必要か?

ガラマニ作「リンクについて」でも言及しているテーマで、俺の持論「反検索避け」とも関係する話題なのですが、巡回サイトを読んで思ったことがひとつ。本日の俺のはてブを見て下さい。

http://b.hatena.ne.jp/garamani1983/20060919
誓さん作・二次創作同人娘のためのアクセスアップ講座炎の日記帳
http://blog.goo.ne.jp/accessupper/e/fa12b78a165623a9c96d4a1dd0e3f0ef

誓さんのサイトを、俺は熟読し、自サイト構成を数ヶ月かけて書き直しました。大恩ある方です。この記事も、非常に勉強になります。ただ一文から、ある命題を想起させられました。誓さんの記事は、俺がこの記事を書きたくなったきっかけであって、以下は、誓さんの記事に対する評論ではありません。

いわゆる「このサイトには、性描写、暴力表現が含まれます。何歳未満のお子様にはお勧め出来ません。同人誌的な同性愛表現に、ご不快を感じられる方は、ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい」みたいな断り書きについて、です。

こういう注意書き、断り書きって、本当に必要なのか?本当に有効なのか?前々から思っていたんです。

無駄なことじゃ、と。

無駄でも書いとけ!の精神も分かるんですよ。俺も、自分の小説には「性描写があるのでR指定」と、こんなん書くのは、実は嫌なんだけど、同人サーチサイトにも登録してる関係で、一応、明記してあります。

でもね。なにか根本的におかしいと感じているんです。小説の目次に、「これには、こうこう、こういう内容が含まれるので、用心してね」ってさ。なんじゃそりゃと。読む前に、「暴力描写があります!」って、教えてどうすると。内容でビックリさせろと。用心しながら読んで、大概、たいしたことないのはもちろんのこと、何をもって、快・不快かは、それこそ十人十色、千差万別だからこそ、表現はおもしれーんじゃねーかと。

年齢認証も無駄。そもそも子供が、「親に見せられないな」と思うサイトを見始めた時点で、その子は大海を泳ぎ始めた青年諸氏です。そういう年齢にもう、なっているのです。閲覧だけなら、自己責任です。もっと若い年齢、就学前の園児にならば、保護者のいない所で、パソコン自体触らせるべきではありません。

男色を描いた性別認証も、同人サイトには多くあります。俺は同人ヲタ女だけど、やおいボーイズラブには、生理的嫌悪を感じます。だから「女性向です」という明記には違和感があります。やおいは、単に一例ですよ。こうした断り書き以前に、本編が不快である著作物は、エログロ、同人以外のジャンルに星の数ほどあるじゃないですか。政治や宗教、テーマの如何に関わらず、不快なもんは不快でしょう。

我々は、数多くの「不快な著作物」の中から、数少ない「好みの著作物」を自分で選んでいるので、「不快に感じる可能性がある」のは、当たり前なんです。自分以外の誰が、自分の快・不快を予想出来るといのうでしょうか。

そして俺は、同人断り書きの、卑屈で、内輪にしか通じない言葉を用いたもの「なんちゃらカプ推奨★」とかを見ると、非常に不快です。「自分の著作物に、迎合してくれる人だけ読んでね」という断り書きには、謙虚さを装った傲慢さを感じるからです。しかし、「この先、注意書きがあります注意」と書いとけとは、思いません。キリがねえ。

読者の感じる快・不快を、書き手が、予め規定し明記するなど、お、おこがましいとは、思わんかね。「グロいので、不快に感じたらゴメンナサイね(汗」なぜ謝る。堂々と書いたらいい。不快に感じさせるほどの、凄惨さを見せておくれ。「あなたの、キャラのイメージと違ってたらすみません!」イメージは一人一人違うに決まってるじゃないか!

俺のエロ小説「月下の花」は、断り書きしてある性描写よりも、暴力描写の方が、ずっと多いと思ってます。俺は、人が殺される描写を、読者さんに不快感を与えたいがために書いております。それを、目次から「この章では、人が残酷な殺され方で死にます。そういうのが読みたくない人は、ブラウザのモドルでバックしてね♪」なんて、絶対書きたくありませんな。

そんな俺の表現の自由について」サイトポリシー
http://www11.ocn.ne.jp/~garamani/garamani-net-freedom.html

群青さん作「徒然草 私見にて候えば」
http://gunjo.tea-nifty.com/diary/2006/09/post_8f8d.html
検索避けと注意書き、同人活動について、まったく同感です。素晴らしい記事に感動!