新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第4話

こんばんは、稲葉山を見上げて育ったやつ、ガラマニです。本日の「功名が辻」で、信長軍はついに稲葉山城を攻め落としました。
信長方に寝返った、美濃の軍師、竹中半兵衛は、難攻不落の山城の、頂上に通ずる抜け道を、秀吉に教えました。稲葉山は、切り立った岩山であり、半兵衛が教えた抜け道とは、道とは呼べないほどの断崖絶壁です。実際に、この山に行って見れば、

「こんなガケを、一豊たちは登ってきたの?すげえ!」

と思いますよ。地元贔屓のガラマニです。山内一豊と千代が、ひしと抱き合ったお城へ、天然の広葉樹林が生い茂り、リスが小枝にあそぶ、美しい稲葉山に、是非ぜひ、おいでくださいませ。

ふもとの公園には、歴史博物館や昆虫博物館、タダで遊べる遊具などがいっぱいありますよ。デートコースにも最適です。

ただし、徒歩で山頂まで行くつもりならば、運動靴を履いて、おいで下さい。秀吉と一豊たちが攻略した、秘密の抜け道を登るのは、絶対無理ですが、他の、なるい*1登山道でも、パンプスで歩くことは無理です。彼氏が、頼りになる男かどうか、試したい女性は、「馬の背」という名の登山道を、二人で登ってみて下さい。

これが「馬の背」だ
http://www.minoden.com/tozandou/umanose/umanose.html

途中でどうなっても当方は責任持ちませんが、人間は、危険に瀕した際に、人柄が出るものですからねえ。人生の難所を、どうやって切り抜けるか、「馬の背」で試すのも一興ですよ。市街地の中にある公園なのに、生命の危機をお手軽に感じられる登山道、「馬の背」とは、地元の体育会系部活動の鍛錬の場としてよく利用される、「こ、これが、これがッ!鉄壁の要塞、いなばやま、なのかッ!」とイヤでもわかる、でーれーこぇー*2道です。でも、一豊たちが登った抜け道よりは、ずっと楽。

観光のご案内
http://www.city.gifu.gifu.jp/kankou/miru_04.html

食べ物では、みそおでんと、みそ田楽が、名物です。安くて美味しいんですよ。俺は、幼少時から、しょっちゅうこの公園に遊びに行っており、「おでん」と言えば、この公園で売っている、真っ黒い味噌のドロドロな汁で煮込んだ、こんにゃくや里芋のことだと思っていました。なので、後年、透明なつゆで煮込まれた「おでん」を見た時には、「なんじゃこれ。お味噌が入っとらへんがね。」と発言したものです。

そんなふうに、愛してきた稲葉山城が、史実とは言え、焼き落ちる様を見た俺は、菱沼さん*3じゃなかった、和久井映見さん演ずる、濃姫が涙するシーンで、「わかる、わかるよ」と肯いておりました。斉藤道三の娘である、濃姫にとって、稲葉山城は、生まれ育った我が家ですものね…

今年度の大河ドラマ功名が辻」は、合戦の見せ場も、人間ドラマも、描き方が上手いし、主演は演技達者だし、安心して見ていられます。うそです。棒読み棒立ちフワフワ歩きの竹中半兵衛が、今回、吐血しました。彼の様子がおかしかったのは、病気だったからなのかと、納得させられない、そんな筒井道隆氏が心配で心配で、目が離せませんわ。

*1:「なるい」とは、方言で、「程度がなまぬるい」の意。

*2:「でーれーこぇー」とは、「たいへん恐ろしい」の意。

*3:和久井映見さんは、ドラマ「動物のお医者さん」で演じた、菱沼さん役のイメージが強い。