大甲子園その3
の、記事もまとめたいのだが。
大甲子園、及び水島新司先生作スポーツマンガについて、なにを言いたいかって、
世界の格言集に載せたい名言連発だということ。
マンガにせよ映画にせよ、訴えているテーマに、訴えられるものがないと、
好きになれないんだよな、俺。
軽い読み物とか、ライトノベルとかいう表現も好きじゃない。
まー、もちろん、長くて重ければイイというもんではないんだが。
(長くて重い=冗長 とは、違いますしね)
<ただ軽快に、汗もかかず血も吐かずに、敵をやっつけて、キャーかっこいー>
だけのスポーツものにはない、人生論が、根底にある。
だから、ドカベンは、大甲子園は、あぶさんは、多くの人に好かれるのだろうと思う。
人間観が、あたりまえに、深い。当たり前にってとこがミソ。
スポーツは、高校野球は、男同士の戦争なのだと思う。男が、全身全霊をかけて闘っているのに、
人間観、洞察力、勝負への気迫が、薄っぺらになるわけがない。
大会での選手宣誓で、一時期、「正々堂々と闘うことを誓います」という文句が、
「高校生らしくないザマス!」で、「正々堂々と試合することを誓います」になったことがあったが、
もう、ザマスひっこんでろと。闘いは、闘い以外のなんでもないんだよと。
なにが高校生らしくないんだか。
15〜18歳の男は、いっぱしの男ですよ。選手は、戦士ですよ。
次回「大甲子園その4」からは、具体的に、
室戸学習塾の犬飼知三郎、青田高校の中西球道、巨人学園の一球さん、そして、
高校までのドカベンシリーズ中、最も幸薄い、ドカベンにおける、
聖戦士ダンバインのバーン・バニングスこと、白新高校の不知火守について、
そして対抗する明訓ナインについて、熱く語っていきたいと思います。
ただこの連載は、更新履歴の合間の、不定期掲載になると思われるので、そこんとこは宜しく。