新ガラマニ日誌

ガラリアさん好き好き病のサイトぬし、ガラマニです。

第48話 思えば遠くへきたもんだ

最終回前の静けさ…たいして大事件もない回。平穏無事なのは、良き事なのですが、ドラマとしては、みどころが少なくて、ちょっち物足りませんでした。史実に事件がない、こういう回こそ、おもしろいお話しを創作して見せてほしいのですけどねえ。その点、2004年度「新選組!」は、毎回ぬかりがなかったよなあと、つい比較対照してしまった俺です。

相変わらずの、一豊の天然純朴ぶりは、おおいに笑えました。家出した千代に、帰ってきてほしくて仮病スルとこは、一豊の大根演技がおもしろかったですねえ。白いお寝巻き姿の一豊が、ふとんからスチャッと起き上がり、青いおしぼりをポイッと捨てる仕草で、俺んち一同爆笑。

山内家の後継ぎの、縁組を家康に頼んだシーンでは、

家「お嫁さん探しをわしに頼むというのは、ツシマノカミどのの発案ではないでしょう。賢い奥さんの知恵でしょう。」

一「はい、そうです。うちのかみさんは賢いのです。」

って言っちゃうとこで、また俺んち爆笑のウズ。

ああ、千代と一豊も、老夫婦となったのだよねえ。思えば遠くへきたもんだと、新婚の頃を回顧するふたり。ああ、視聴者である俺の一年も、もう終わりなんだなあと、しみじみ感じ入ります。次回、最終回なのかあ…長いような、短いような、「功名が辻」の一年だったなあ。

毎年思います、今頃になると。俺はバブリークリスチャンではないので、クリスマスには特に思い入れはなく、冬コミに参拝する人種でもなく。俺の、師走の恒例行事といえば、大河の終了なんです。大河ドラマが…最終回を迎えると…おや雪が。そうかもう、一年間が終わるんだと、深く嘆じて、ゆくとしを思うのです。さようなら、千代、一豊。今年一年を、ありがとう、山内一豊と、賢い奥さん。

続き、最終回の感想文が入ったガラマニ作「功名が辻」総集編はこちら
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